【実食レビュー】イノベーションは高知にあった! 都内アンテナショップで見つけたオススメ逸品5選
先日、有楽町まで足を運んだのに目的の施設に入れず手持ち無沙汰になることがあった。
どうしようかとウロウロしていたとき、高知県のアンテナショップ「まるごと高知」が目に飛び込んできた。
目的地じゃなかったし、むしろ悔しさを紛らわせるためのついでだった。でも、そのついでが予想外の大当たりだったのだ。
・「まるごと高知」との偶然の出会い
もともとの目的は、有楽町にある「Tokyo Innovation Base」。
「東京からイノベーションを起こす」という目的で作られた東京都の施設で無料のコワーキングスペースとして利用できるのだ。
私のようなフリーランスでもアプリ登録すれば、都民でなくても予約不要で利用できると事前情報では見たのだが、受付で謎の聞き方をしてしまったが故に入ることができなかった。
しまった……と思ったが、もう一度チャレンジする勇気は、その時の私にはなかった。だから、代わりに目に入った「まるごと高知」に立ち寄ることにした。
せっかく有楽町に来たのに「Tokyo Innovation Base」でイノベーションを起こせなかったという悔しさ → 「まるごと高知」で素敵な商品に出会ってイノベーションを起こすのだ! といった経緯である。
「まるごと高知」は、地下を含めると3つの階にわかれており、レストランや試飲が楽しめる地酒コーナーもある。
今回は、高知の旬の特産物を幅広いラインアップで販売している1階のショップでこちら5点を購入してみた。
それぞれ実食&レビューしていこう!
・素材の美味しさ 生けんぴ(580円)
通常の芋けんぴとは異なり、これは砂糖のない、シンプルなさつまいもの素揚げらしい。私は芋けんぴ好きでいろいろな商品を食べてきたけど、素揚げはほぼ初めて。
思ったより細長い。砂糖がないといってもさつまいも自体が甘いんでしょと思いながらの一口目……
甘くない、むしろ苦い。
でも、カリっとした食感が美味しくてまた食べたくなるのが不思議。油で揚げてはいるけど、砂糖を使っていないので罪悪感が少ないのも嬉しい。子どものおやつにもいいかも。
・高知県民ソウルドリンク リープル(148円)
これは、最近高知に行ったときにも地元の友人がオススメしていたもの。1960年代から愛されている、まさに高知県民ソウルドリンクの1つだ。
パッと見、ヤクルトに近いのかなというイメージ。レトロ感のあるパッケージもなんかいい。
飲んでみると、甘い!
オロナミンCとヤクルトを足して2で割ったような味だった。個人的にはもう少し甘さ控えめでもいいかなとも思う。
・ノンアルだけど高級感 土佐のゆず塩スパークリング(480円)
つづいて、こちらも飲料系。
お店のスタッフの方との会話で天日塩も高知の特産品とのことで購入。見た目も高級感があって、ちょっとお酒にも見える。(こちらはお酒ではない)
思ったより、ゆずの果汁感が強い。そして、ほんのり山椒も感じられるのがクセになる。さっぱりしていて、これからの季節におすすめしたい一品だ。
・ダイエッターの味方 カムカムカール梅味(220円)
こんにゃくと言えば、群馬のイメージが強いが、こちらは高知の岡林食品さんの商品。
ペラペラになったこんにゃくにさまざまな味付けがされている。今回は梅味を購入したが、こんにゃくとは思えないほど、しっかりした食べごたえとちょうどいい味付け。
小腹満たしにローカロリーでいいかも。ちなみに昔、こんにゃくチップスというものを友人にもらって食べたときは、かなり衝撃的だった記憶が蘇った。
・サラダにご飯に! キムチ漬かつお(520円)
やはり高知といえばカツオ!
開封前にほぐしてという表示を完全に見逃し、そのままお皿へ。塊のまま、いただいてみたが、おいしい! にんにくが結構きいていて、かつおの旨味やキムチの辛味といいバランス。
ごはんとも相性ばっちり◎
常温OKだし、価格的にもお土産にいいかも。
・高知からイノベーションは起こせる!
今回の5商品は、どれも心からオススメしたい逸品ばかり。
予定がズレた日ほど、アンテナショップで意外な出会いを見つけてみるのも悪くない。次こそは「Tokyo Innovation Base」にリベンジするつもりだけど、うっかりまた入れなかったとしても……私はもう大丈夫。
また「まるごと高知」に駆け込んで、今度は日本酒とカツオのたたきをゆっくり堪能するつもりだ。
それでいい。いや、むしろそれがいい。
参考リンク:まるごと高知 東京店
執筆:夏野ふとん
Photo:RocketNews24.