サビキ釣りで小サバ50尾をキャッチ【神奈川・早川港】ケイムラ仕掛けにヒット
今回は神奈川県の早川港でサビキ釣りを楽しんだ。先月末に出かけた際、サビキ仕掛けで小サバがたくさん釣れたので、妻や友人の息子も誘って再釣行してきた。
早川港でサビキ釣り
7時30分に港到着。西湘バイパス高架下の駐車スペースに車を停める。ゴールデンウィークの中日だが、港内はまだ閑散としている。前回好調だった製氷機下に釣り座を構え、中学生の息子とその友人は、ルアーで各所を釣り探っていく。
6時30分ごろ満潮、15時30分に干潮の小潮。下げ潮が効いている時間帯ではあるが潮の満ち引きは少なく、流れは一日緩慢と推測。
アミコマセを用意し、トリックサビキ仕掛けを投入。前回は勢いよく小魚が寄ってきたが、この日はなかなか姿を見せない。
魚影が見えても素通りで、こんなはずでは……。大釣りを期待して同行した初心者の妻は退屈気味。
市場側へポイント移動
息子たちが港内をランガンしてきた結果、釣果はなかったものの、市場側に群れがいるとの情報を得て、移動することにした。
すると、こちらではコマセに反応する群れがいて、仕掛けを入れるたびにヒットしてくる。8~10cmの小サバだ。単発ながら掛かるので、妻も楽しんでいる。なぜか素通りする群れもいるが、エサを追う個体もちらほらいて、ぽつぽつと釣れ続く感じ。
ルアーで探っていた息子の友人もサビキ釣りに挑戦。竿の操作からコマセの付け方まで、一連の動作ができるようになると、すぐにヒットするようになり、「俺、サビキ釣りのほうが好きかも」と初フィッシュに喜んでいた。
当たりはケイムラ仕掛け
あとから隣に入ったベテランは、自製のシラス団子をまきエサにしている。「きょうは潮が緩いから群れがまとまらず、バラシが多いね。仕掛けは1.5号のケイムラ仕様のものを大量に購入して、いつもそれを使っています」と、立て続けに釣っている。
息子はずっとルアーをキャストしており、ケイムラのワームでヒットさせていた。この日はサビキ、ルアーともに、ケイムラが当たりだったようだ。
正午すぎに風が強まったが、影響はなく釣れ続いた。空腹感が増したところで納竿。釣果は、7~12cmサバ50尾ほど。トウゴロウイワシやカタクチイワシが数尾交じったので、今後の回遊に期待したい。
当日中に食べない予定だったので、片栗粉をまぶして冷凍。こうするととても使いやすいのでおすすめ。数日後、冷凍のまま揚げて南蛮漬けにすると、とても美味しかった。
小サバの南蛮漬けのレシピ
魚の南蛮漬けといえばアジやワカサギがメジャーだがサバも十分美味しい。前者と異なり、やや癖はあるので、しっかり下処理をしたほうがいい。
なお、トリックサビキでコマセを使って釣った個体は、かなりの確率でコマセをふんだんに食べているので、内臓がコマセでいっぱいになっている。料理にコマセの臭いが残らないよう、しっかり下処理して洗うこと。
1 小サバの下処理
できれば釣り場で頭と内臓を取り除く。ハサミで切れば簡単だが、ヌメリがあり、意外と手間取る。自宅で行う場合は、一度塩で揉むと多少ヌメリが取れるのと、塩味が付いて一石二鳥
2 野菜の下処理
タマネギ1個とニンジン1本を細切りにしておく
3 南蛮漬けのタレ
南蛮漬けのタレは水80cc、酢60cc、砂糖20g、醤油10ccに、顆粒だし10g。これを軽く沸かして、火を止めたところに2を投入。余熱で野菜にほどよい熱が加わり、野菜のうまみがでてくる。これに、レモン汁やポン酢をほんの少し加えると、酸味が重層的になって、より美味しくなる
4 油で揚げる
1に片栗粉を(好みで小麦粉でもいい)しっかりまぶして、170~180度の油で揚げる。油を入れた鍋に、一度にたくさん入れるとカラッと揚がらないので、少しずつ揚げるように。サバが12cmまでなら、二度揚げしなくても骨は気にならない
5 できあがり
熱々のうちに4を3に投入して、できあがり。すぐに食べてもいいし、味を染ませて翌日でも。我が家はレーズンを加えて、子どもが食べやすい仕様にしている。
<週刊つりニュース関東版 青砥一生/TSURINEWS編>
この記事は『週刊つりニュース関東版』2025年5月30日号に掲載された記事を再編集したものになります。