マイナ免許証、パスポートのオンライン申請スタート。マイナンバーカードの現状を解説
ニュースキャスターの長野智子がパーソナリティを務める「長野智子アップデート」(文化放送・月曜日~金曜日15時30分~17時)、3月27日の放送に日刊スポーツ元編集局長の久保勇人が出演。今週月曜(3月24日)からマイナ免許証の運用や、パスポートのオンライン申請といった行政サービスが始まったことにちなみ、マイナ免許証の詳細や、マイナンバーカードの現状などを解説した。
長野智子「つい最近、友人がパスポートのオンライン申請をして。かなりシンプルで楽だった、とは言っていたんです」
久保勇人「パスポートの申請って、これまでは戸籍謄本の原本を出さなければいけなかった。マイナンバーカードを使ったオンライン申請だと不要になったんです。オンラインだと申請料も安くなった」
長野「わざわざ行って並ばなくてもいいわけですね。そしてマイナ保険証です」
久保「まずマイナ保険証がどんなものなのか、おさらいすると。マイナンバーカードにICチップがあって、個人情報が紐づいています。その中に運転免許証の番号や有効期限などの情報を組み込んで一体化できるようにした、と。東京都の場合は鮫洲とかの試験場で行うんです。警視庁がホームページに載せていて、予約をとらなければいけない。のぞいたら4月の頭は予約いっぱいで私もとれなかった。それぐらい皆さん、関心あるんだな、と」
長野「へえ~!」
久保「マイナ免許証とマイナ保険証はちょっとニュアンスが違って。マイナ保険証は半ば新規の発行が停止され、選択肢がなくなって皆『そうしなきゃいけないかな』というムードができました」
長野「資格証ということはありますね」
久保「マイナ免許証はもう少し緩く設定されています。免許を所得する人には3つの選択肢が与えられていて。1つ目はマイナ免許証に一本化して、これだけを持つ。従来の免許証を返納することになります。2つ目は一本化せず、従来の免許証を持つ。つまりマイナンバーカードと従来の免許証の2枚を持つと。3つ目は従来の免許証だけを持つ。というパターンから選べるんですね」
長野「ずっとその3つから選べるんですか?」
久保「そうです。なので自分に合った選択肢はどれかな、と考えることができます。このマイナ免許証のメリット、いくつかあって。いちばん有名なのが、優良運転者などは今後、更新するとき都合のいい時間にオンラインで講習を受けられるんです。それから住所の変更、引っ越しなどがあったとき、これまでは免許も住民票も変えないといけなかった。それが住民票だけ変えれば紐づいているので、警察署に届け出る必要がなくなると」
長野「なるほど」
久保「あと取得や更新の費用が安いんですね。更新料は2500円から2100円になります。また従来の免許証や2枚という人は、取得や更新の費用が一本化するより高くなっているんです。費用的に若干、安く済ませたい、という人は一本化を選ぶよう誘導はされています」
このあとも久保がマイナ免許証、マイナンバーカードについて解説した。