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希望が丘のグループ 介護予防を推進し10年

タウンニュース

活動内容の1つである「タオル体操」

旭区の希望が丘地区で活動する、横浜市の介護予防事業グループ「元気づくりステーションヒルズのわ」(中島市男会長)が4月に活動開始10周年を迎え、4月18日に記念行事が南希望が丘地域ケアプラザで行われた。

同グループは、参加者が地域の中で人とつながりながら、健康で生きがいのある生活を送ることができるよう、介護予防活動に取り組み、健康を実感できる高齢者を増やしてくことが目的。「生涯歩ける身体づくり」を目指し、運動と計算などの認知課題を組み合わせた「コグニサイズ」や複数の動作を組み合わせる認知症予防運動の「シナプソロジー」などに励んでいる。

現在71歳から91歳までの約25人が会員になっており、自治会館や公園などで活動している。

明るい場づくりを

記念行事で中島会長は、活動10周年を迎えた感謝を述べ「熱意をもって取り組んでいく」と今後の活動へ意欲を見せた。

活動開始当初は、「介護予防のために何をするのかわからなかった」と中島会長。ケアプラザやスポーツセンターなどへの相談も経て、シナプソロジーなどを取り入れるようになり現在の活動に至った。

中島会長は「家から出たくないという高齢者は多い。これからも参加したいと思えるような活動を取り入れ、明るい場づくりを続けていきたい」と語った。

記念行事に参加した利用者は、脳出血を患い息子の家族を頼って近隣の地区に来た経緯に触れ、「右半身に軽い麻痺があるが、体操教室に参加するようになり、元気になった。近所に知り合いはいない状況だったが、活動を通して友達を作れた」と感謝を口にした。

同行事では音楽演奏も行われ、和やかな雰囲気に包まれていた。

あいさつする中島会長

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