山形と姫路の意外な共通点は“あのお肉”だった!『山形の肉そば 福姫』で味わう新体験 姫路市
飲食店が数多く並ぶ国道312号線と372号線が交わる野里の地で、山形県の郷土料理「肉そば」が食べられると聞いてやってきました。『山形の肉そば 福姫』(姫路市)は、9月にオープンしたばかりのお店です。
外観は大きな窓が印象的でモダンな佇まい。店頭の幟には「冷たい肉そば」の文字があります。山形名物の冷たい肉そば、初体験です!
入り口を入ったところでオーダーするスタイル。現金のみとのことなのでご注意ください。
カウンター8席とテーブルが8卓。テーブル席は2人掛けと4人掛けがあります。大きな窓から行き交う車を眺めながら「肉そば」の登場を待ちます。
ところで皆さんは山形名物「肉そば」のお肉、何のお肉だと思いますか?
デデン!山形の「肉そば」には、ひね鶏のチャーシューがトッピングされています。
そうです!姫路っ子が大好きな「ひねぽん」のあの「ひね鶏」です!山形のソウルフードで、姫路人お馴染みのひね鶏の食感と出合えました。「肉そば」という名前から牛肉や豚肉をイメージして来店される方も多いようです。
こちらの「鳥そば」は「ひね鶏チャーシュー」に加え、たけのこ・しいたけ・三つ葉と全部のせの豪華版。コクがありながらさっぱりしている鶏だしによく合うトッピングです。
ひね鶏はしっかりした歯ごたえと、噛むほどに感じられる旨味が特徴。硬すぎず軟らかすぎず、ちょうどいい塩梅。
オーナーの親戚が山形で「肉そば」のお店を営業しているそうで、「初めて食べたときに、この美味しさを姫路でも広めたい!と思ったことがオープンのきっかけです」とオーナー。確かに、この美味しさはもっともっと広めたいと感じました。
同店の蕎麦は少し太めでコシがあるため食べごたえがあります。オーナー自ら親戚のお店で修行してきました。そば作りを一から学び、山形の味をそのまま姫路に持ち帰り、同店をオープンしました。
厚めのしいたけも存在感あり。シャキシャキのたけのこや三つ葉など、素材ごとの食感と風味を堪能できます。
げそ天とざるそばの組み合わせ。山形では、げそ天も名物で肉そばとともに愛されているそうです。天ざるといえば海老が一般的ですが、同店はげそ天か野菜の天ぷらになります。季節の野菜を使った天ぷらのざるそばも人気なのだとか。
ひと口食べると口の中に旨味が広がるげそ天。サクサク衣ともっちりしたげそがたまりません。
季節のメニューも充実させたいと新メニューの開発に意欲的なオーナー。
期間限定で登場した「ワンタン麺」も好評とのことです。また、自宅でも楽しめるよう麺の販売も行っています。トッピングも販売しているそうなので、いつでも同店の味が楽しめます。年末には自宅で「肉そば」を年越しそばとするのもよさそうです。
同店は、国道312号線と372号線が交わる「二本松」交差点すぐのところにあります。季節ごとのメニューの変化に期待が高まる『山形の肉そば 福姫』です。
場所
山形の肉そば 福姫
(姫路市野里73-1)
営業時間
昼 11:00~15:00(L.O.14:45)
夜 17:00~20:30(L.O.20:20)
定休日
木曜日
駐車場
あり