「言っていい話じゃないと思うんだけど…」大竹まことが転売問題の思い出を告白
お笑い芸人の大竹まことが同世代や全世代の男女に向けてお送りしているラジオ番組、『大竹まことゴールデンラジオ』(文化放送・毎週月〜金曜13:00~15:30) 11月29日の放送では、新潮新書から発売中の『転売ヤー 闇の経済学』を著した、フリーライターの奥窪優木氏が出演。金曜パートナーの壇蜜とともに本の内容について伺った。
壇蜜「転売ヤーっていう言葉、大竹さんは知ってました?」
大竹「まあ、一応知ってるよ。近頃なんか流行ってるんでしょ」
壇蜜「だから結構タイムリーな言葉だと思いきや、御本ではかなり昔から転売ヤー的な人がいたっていうんです」
大竹「ダフ屋さんでしょ?」
壇蜜「もっと前からいらっしゃったんですよね」
奥窪「そうですね。転売という行為自体は人類と共にあるぐらいだと思います」
壇蜜「すごい古い歴史があるのでびっくりしました」
奥窪「ダフ屋という言葉にはおそらくみなさん馴染みがあるんじゃないかと思います。これが一時は暴力団の資金源だったこともあるぐらい勢力が大きかったんですけど、いろいろ条例や法律ができて、一旦ダフ屋は勢いがなくなります。それと入れ替わりぐらいに、インターネットで個人同士で物の売り買いできる環境が整ったことで、一般の人が転売をするようになったんです」
大竹「これ言っていい話じゃないと思うんだけど…」
壇蜜「なんですか?(笑)」
大竹「俺らライブをはじめて、ある時から超満員になるわけよ。そのあたりで噂が入ってきて「大竹さん、ダフ屋出てますよ!」と。俺たちは、そんな劇場が満員になってなかった頃からやってきたから「おっ、ダフ屋が出た」って、ちょっと喜んじゃったりしたんだけど」
奥窪「なるほど、名誉なことだったわけですね」
大竹「そうなのよ」
壇蜜「ついにダフ屋が動くようになったかと」
大竹「それは今、暴力団の資金源って聞いてね。アラアラとちょっと思ったんだ」
壇蜜「ダフ屋って犯罪ですか?」
奥窪「ダフ屋は犯罪です。興行のチケットは転売が禁止されてるんです」
大竹「あ、そうですか。でも、野球のチケットとか、いまだにすごい値段じゃないですか。大谷が出るやつなんか、ものすごいじゃないですか。アレはいけないんですか?」
奥窪「本当はいけないんですけど、追いきれないと思うんですよね。これには問題があって、日本では定価販売が基本ですよね。アメリカだと例えば同じ球場で同じチームの試合でも、大谷さんが出る試合と出ない試合でもう3倍も値段が違う。販売元が需要が高い試合はもともと高く売っちゃう。だから転売屋が入り込む隙間がないんです」
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