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列車で行くスキーを売る JR東日本の「JR SKISKI」2024~2025スタート(新潟県、岩手県など)

鉄道チャンネル

スキートレインのネーミングがハマる東北新幹線=イメージ=(写真:JR東日本)

キーワードは「白と熱。」……。JR東日本は今冬も、列車で行くスキーを売り込む「JR SKISKI」2024~2025キャンペーンを展開していく。

若者のスキー離れ・レジャー離れでスキー人口は減少傾向が続くが、代わってスノーボード人気が上昇。観光客が減少する冬季にウインタースポーツの楽しさを発信して、利用客の底上げを図るのがJRの裏事情だ。沿線スキー場最寄りの地域振興を図る狙いもある。

キャッチフレーズの「白熱」、感情や雰囲気の高揚感を表すほか、「白」と「熱」に分解して、真っ白な気持ちになれる白銀の世界や、燃え上がる熱気を感じてもらうという〝考えオチ〟の意味合いも込めた。

毎回話題のキャスト(イメージキャラクター)は、人気上昇中の若手俳優、出口夏希さんと青木柚さん。2人が登場するプロモーション動画は、2025年1月下旬からテレビCMやSNSなどで放映する。

「Winter, again」(GLAY)、「DEPARTURES」(globe)といった多くのヒット曲を生んだタイアップ曲は、スリーピースバンドの「Pablo Haiku(パブロハイク)」が書き下ろす。

JR東日本はキャンペーンに合わせ、日帰り・宿泊スキーの価格変動型個人旅行商品「JR東日本びゅうダイナミックレールパック」を売り出す。2024年12月27日までの出発で15%(最大2万円)引きなど、価格面の特典を用意。今冬は寒気の来訪が早く、年内のうちに多くのスキー場がオープンするのも朗報だ。

スキー市場の中心になる首都圏では、東京、上野、大宮発の「JR SKISKIで『どこかにビューーン!』」を設定。スキー場にアクセスしやすい新幹線17駅を対象に、JR東日本のポイントサービス・JRE POINTで往復乗車できる新幹線eチケットを設定する。

列車で行くスキー場の一押しは、JR東日本グループの「GALA湯沢スキー場」(新潟県湯沢町。運営企業・ガーラ湯沢)。直結駅のガーラ湯沢は法令上は在来線(上越線)ながら、実際は上越新幹線が直行。ガーラはスキーヤー、スノーボーダーのほかスノー観光の訪日外国人客を誘致する。今シーズンは2025年5月6日までの営業を予定。

JR東日本は、東北新幹線で行く青森、岩手、山形各県などのスキー場も売り込む。

上越新幹線直結の「ガーラ湯沢」スキー場=イメージ=(写真:JR東日本)

記事:上里夏生

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