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丸山谷戸に実りの秋 援農クラブや児童が稲刈り

タウンニュース

刈り取った稲を稲架(はさ)掛けする参加者たち

藤沢三大谷戸の一つで、県の「里地里山保全等地域」に選定されている石川丸山谷戸(天神町)の棚田で先月28日、稲刈りが行われた。十数枚の棚田を保全・管理している「丸山谷戸援農クラブ」のメンバーや地元の児童クラブの小学生とその保護者、大学生など約100人が参加。蒸し暑さが残る中、鎌を手に黒米が実った稲を刈り取り、汗を流した。

稲を束ね、穂先を下向きにして竹竿に掛ける「稲架(はさ)掛け」の作業も実施。もみの水分量を調整するために半月ほど天日で干した後、脱穀する予定だという。

同クラブ代表の樋口弘之さんは「今はコンバインで稲を刈ったそばから脱穀し、機械で乾燥するのが主流になったが、昔ながらの方法で収穫している。いもち病の心配があったが、今年もまずまずの出来」と話す。

同クラブは2005年に設立。大型ごみが不法投棄されるなど荒れ果てていた丸山谷戸の美化活動に取り組み、休耕田を復元。うるち米と黒米を栽培している。

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