パラ水泳田中映伍選手 「後援会」今春発足へ 遠征費用などサポート
茅ヶ崎市東海岸南在住で、昨夏開催されたパリ・パラリンピック水泳競技に出場した田中映伍選手(20)=東洋大学2年生=の後援会組織が4月をめどに発足することになった。現在、会員を募集している。
「田中映伍選手を応援する会」発足の中心となっているのは、海岸地区まちぢから協議会や自治会の関係者ら。同地区の住民は、パラリンピック出場決定を受けて、応援メッセージを記した横断幕を大会前に田中選手に手渡したほか、茅ヶ崎市が主催したパブリックビューイングにも40人以上が参加するなど、応援してきた。
パラリンピック本番で田中選手は出場した全種目で入賞し、50m背泳ぎと50mバタフライでは自身が持つ日本記録を更新するなど大活躍し、帰国後の昨年10月には市の特別表彰も受賞した。
「次のロス大会では、世界記録と金メダルを目指したいという力強い言葉を聞き、ぜひ応援を続けたいと考えた」と話すのは東海岸南六丁目自治会の会長を務める西村和明さん。海外遠征の費用など、田中選手の負担が大きいと聞いたことから、後援会組織を発足することにしたという。田中選手は「地元の応援・支援は本当にありがたい。より一層頑張ります」とコメントした。
会員を募集中
同会では会員を募集中。会費は1年ごとに1口3000円(複数口も可能)。資金は事務費用等を除いて田中選手に手渡され、活動費用として活用される。活動期間は2028年までの予定。4月には田中選手本人も出席して発起会が開催されるほか、年1回程度、激励会を予定している。
入会希望者は左の二次元コードから申し込むか、申込書を海岸地区コミュニティーセンター(東海岸北5の16の20)とうみかぜテラス(中海岸3の3の9)に設置しており、記入して施設スタッフに手渡すと後日連絡がある。詳細は西村さん【携帯電話】090・7417・4508へ。