Yahoo! JAPAN

【検証】かっぱ寿司の「食べホー4190円」は本当にお得なのか? 食べホーを利用せずに食べ放題したら衝撃

ロケットニュース24

みんなー! 寿司食いたいかー!? 2025年3月6日から期間限定でかっぱ寿司の食べ放題である「食べホー」開催店舗が拡大しているぞ! 昨年の夏に大阪で行った時は全国4店舗だったものが、なんと合計200店舗での開催となっているらしい。祭じゃー!!

近所の南池袋店も食べホー開催店舗に含まれているため行ってみることにした。の・だ・が! 詳細を見てふと思った。なんか価格、高くない?

【写真】この軍艦が150円…かっぱ寿司は安めの寿司がウマイ説

・昨年の食べホー

今回の食べホーはメニュータイプA店舗とB店舗に分かれていて、南池袋店はB店舗になるので価格は一般で税込4190円。ちなみに、メニュータイプA店舗は税込3890円である。そこで昨年の食べホー店舗を訪れた記事を確認してみると道頓堀戎橋店は税込3280円だった。

回転寿司において12~3皿がアベレージの私で言うと、昨年の価格なら普通に食べるよりは得であった。開始時の2017年より高くなっているとは言え、まだ食べホーの方が普通に食べるより500円くらい安く済んだことは以前の記事にも記載されている。

すなわち、今回の値上げラインはかなり怪しい。そもそも、かっぱ寿司で4000円を超えた覚えがない。

・あえての食べホーなし検証

だがしかし、昨年夏から今年にかけては物価も上がっている。2024年の道頓堀戎橋店と2025年の南池袋店では価格帯も違うかもしれない。ひょっとしたら、今の南池袋店で普通に食べたらもっと高くつくのかも。そこであえて食べホーを利用せず、南池袋店で食べ放題してみることにした。

食べ放題は価格を気にせず食べられるのが良いところ。そこで私も価格を気にせず食べたいものを注文していくスタイルにする

・とにかく縛られず食べることを重視

食べ放題メニューにない特盛いくらとかも注文だ。なにせ、価格を気にしないことに重点を置かなければならない。もったいないというストッパーを排除するため食費も経費で落とす。5000円でも1万円でもどんと来い。一切の邪念を捨ててガチで仕事として寿司を食らう。

気づけば14皿目になっていた。普通に食べに来ていたならここでストップするところ。しかし、限界まで詰めないとかっぱ寿司にも失礼だ。そこで胃袋の隙間を埋めるようにきつねうどんを流し込んだ。クッ、油揚げが重いぜ……!

ふぅ……。結局食べれたのは14皿+きつねうどん+サイドメニューの小皿1個。小食とは言えない量だと思う。また、皿の山に混じる黒い高級皿が、なんにも気にせずに食べたことを物語るかのようだ。こんなにガチでかっぱ寿司と向き合ったのはいつぶりだろうか。

・会計してみた

もはや結果がどうなってようと関係ない。寿司をお腹いっぱい食べられた。それだけで十分じゃないか。そんなひと仕事終えたかのような充実感を感じながらお会計をしたところ……

3644円だった。

_人人人人人人人人人人人人人人人人_
> ここからスイーツが食えてまう <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄

・衝撃

なんならメニュータイプAの食べ放題よりも安くついてしまったわけだが、これはかっぱ寿司のあるサービスに原因がある。実は、本当のお会計は4050円だったので少なくともメニュータイプAの食べ放題よりは高かったのだ。そこから400円近くも安くなった理由は……

タイプB店のクーポン。お支払いの際に気づいたのだが、アプリのクーポンで3月1日~6日までみなみ鮪中とろが何皿でもほぼ半額という鬼のようなクーポンが配布されているのだ。私は2皿食べていたため、お支払いの時にクーポンを読みこんだら400円近く値引きされたのである。

ちなみに、3月7日~12日は活〆寒ぶりはらみが56%オフになるらしい。もちろん、何皿でも。食べホーで得させる気ないだろ

というわけで、今回の食べホーは元を取るのは厳しい戦いであることが判明した。っていうか、「我々 vs 食べホー」の戦いではなく、「食べホー vs アプリクーポン」の戦いと言えるかもしれない。意味不明だ。かっぱ寿司の値引き同士がつぶし合っているこの戦争、生き残るのは誰なんだろうか。

参考リンク:かっぱ寿司の食べホー
執筆:中澤星児
Photo:Rocketnews24.

【関連記事】

おすすめの記事