Yahoo! JAPAN

『チハヤリエ杯Tクランカップ』に参戦【大阪・千早川マス釣り場】手応えある6位入賞

TSURINEWS

チハヤリエ杯 Tクランカップに参戦(提供:TSURINEWSライター・福岡崇史)

3月上旬、千早川マス釣り場で開催されたローカルトーナメント「第7回Tクランカップ」に参戦した。使用ルアーがヤリエ製限定という特別ルールのもと、予選から決勝まで白熱した試合が展開された。前回は予選敗退という悔しい結果だったが、今回は決勝進出を果たし、最終順位は6位タイ。手応えのある大会となった。

千早川マス釣り場の大会に参戦

千早川マス釣り場のローカルトーナメントの一つである「Tクランカップ」が3月上旬に開催された。事前エントリー制で、今回の参加者は24名とのこと。

前回行われたTクランカップでは全く状況が掴めず予選敗退という涙をのんだ大会であった。今回も事前プラクティスはできていないが、自分の腕を知る上では非常に重要な大会となると感じていた。

大会概要とルール

ルールはトーナメント方式であるが、アドバイスや糸の結び替え、サポートも有りで女性から子供まで誰でも参加できる大会であり、唯一他と違うのは使用できるルアーがヤリエの「Tクランカップ・Tクランカップjr」と、最近発売された「ゴートスター」のみ使用できることである。

ちなみにプロパーカラー以外にもショップオリカラや自塗りもOKである。持ち込めるロッドは2本までで、ヒットしたマスはネットを使用してネットのリングをくぐった時点で1匹とカウントする。また、エラより前にフックが掛かっていればアタックしたとみなされる。普段のトーナメントとその点は同じだ。

審判と進行の流れ

試合はくじ引きにより前半組・後半組に分かれて、同じ番号の人とペアとなって、片一方が試合の時はもう一方が審判を行う。予選は6回戦のポイント制で、勝ったら3ポイント、引き分け1ポイント、負けは0ポイントで、ポイントの高い上位4名が決勝に進出となる。

私は到着が一番最後で開会式直前に受付に到着。くじを引くと前半組9番で、後半組9番のUさんとペアとなった。開会式でルール説明があり釣り場へ移動。前半組の私からスタートだ。

スタート前はやはりドキドキする(提供:TSURINEWSライター・福岡崇史)

予選スタート

前半組の私は前日放流の個体を狙う釣りになる。ロッドはエステル0.35号にナイロンリーダー0.5号にセットした百鬼丸61ULと、ナイロン1ポンドをセットしたロデオクラフトの999.9マイスター60ULの2セットを持ち込み、エステルセッティングの方にはTクランカップjrの府中屋オリジナルの1091カラー「三ケ日みかん」、ナイロンの方にはジャッカルのイレグイマーカーで自塗りしたケイムラチューン・ロッソをセットした。

持ち込めるタックルは2本まで(提供:TSURINEWSライター・福岡崇史)

放流個体を狙う

スタートの合図と共に対岸に向けてフルキャスト。少し早めの巻きで放流の個体を狙っていく。放流の個体をクランクで狙うのは意外と難しい。活性の高い個体が追ってくる。キャスト毎に巻く速度を変えてどの速度が良いか見ていく。

3投目でヒット。慎重にネットに入れてキャッチ。比較的良い群れが回っていたようで、ローテーションしてからも連続でヒットしてくれた。予選1回戦は5:2で勝ち。2回戦は途中で1匹差まで追い付かれたものの、最後に逃げ切ることができて勝ち。

ここまではすべて「三ケ日みかん」で釣ってきたが、3回戦目にて自塗りロッソを投入。しかし相手のNさんのペースについていくことができずに負けとなった。

フックとルアー調整

3回戦以降は前半後半が逆になり、当日放流が入る。しかし思っている以上に放流の動きが鈍く苦戦する。

やはり掛けやすいようにしている大きめのフックで魚は警戒しているようで、AGフックの#7から佐野針#10に替えてやってみたり、MKフックSSSワイドに変えてみるもフッキングが決まらない部分があった。

最終的に3勝2敗1分で、ポイントは10ポイントとなった。

決勝は難所で勝負

予選が終了すると、ポイント計算の間は休憩となり、遅い昼食の時間となった。参加賞でもあるラーメンとおにぎりを頬張り昼食とする。予選の計算が終わり、決勝進出者の呼び出しが掛かる。

1位から順に呼び出されて、筆者は3位タイで決勝トーナメント進出となった。決勝進出者はもう一度くじを引いて釣り座を決定する。

 無事に予選通過(提供:TSURINEWSライター・福岡崇史)

釣り座は1番で、上池の一番下流側だ。反対側からの流れが当たる場所なので難しく、1敗を喫した場所であった。直前に放流が入っているので放流狩りを意識して、再び「三ケ日みかん」を軸に釣りを行うことにする。

決勝戦スタート。放流を意識して対岸ギリギリまで投げて引くも全く反応がない。他の選手も同様で、放流狙いに肩透かしを食らった感じだ。「本当に放流があったの?」というくらい誰も釣れていない。右往左往しているうちに、1ローテ目が終わってしまった。

手前のニジマスを攻略

2ローテ目は時計回りに動き、釣り座は流れ込みに比較的近い場所であった。同じく放流狙いをするがチェイスすらない。このままでは埒が明かないので、手前の個体を狙ってみる。

ただ普通に巻いただけでは反応しないので、予選で試したマジックジャーク風の動きで寄せてから巻く作戦に出てみる。実は予選でこの方法で地の魚の反応が良かったのだ。数投目でルアーが浮上した瞬間にヒット。何とか1匹目を釣ることができた。

あと一歩届かず

最終ローテはアウトレット付近で、水深もそこそこある場所であった。今まで釣ってきた引き出しをフルに出して攻めていくも、ヒットしたがバラしてしまい、決勝戦は1匹のみで終了となってしまった。

最終結果が表彰式で発表となった。結果は6位タイであった。昨年の予選落ちから比べると随分順位が上がった。まだまだ課題は残るが、エリアトラウトでも表彰台が見えてきたことが嬉しい。

入賞者の皆さん(提供:TSURINEWSライター・福岡崇史)

大会後も釣りを楽しめた

大会終了後は池全体が解放となり、投げたくてウズウズしていたスプーンやミノーでアフターフィッシングを釣友らと楽しんだ。次回は4月に行われる大会に参加予定である。それまでの期間に、もっと釣れるように腕を磨きたい。

アフターフィッシングも十分に楽しめた(提供:TSURINEWSライター・福岡崇史)

<福岡崇史/TSURINEWSライター>

【関連記事】

おすすめの記事