【ゆで卵は何分?】ラーメン用も完璧!『ゆで卵の黄金時間 一覧』【最新版】
ゆで卵を作るとき、いつも思い通りの仕上がりになっていますか?「半熟がよかったのに固ゆでになってしまった」「固ゆでのつもりが半熟だった」経験はありませんか?実は、完璧なゆで卵を作るには「正確な時間管理」が何よりも重要です。今回は、理想のゆで卵を作るための"黄金時間"をご紹介します。さらに、最近人気の「ラーメン店風の味付け卵」の作り方もお教えします。
ゆで卵の基本と準備
まず大切なのは、冷蔵庫から出したての冷たい卵をいきなりゆでるのではなく、30分ほど常温に置いておくこと。これだけで、卵が割れるリスクが大幅に減少します。
まず、卵をやさしく鍋底に敷き詰め、水を注いだら、中火〜強火で加熱を始めます。このとき、鍋に入れる水の量は、卵が隠れるくらいまで入れます。
ただ近年は、沸騰したお湯に入れるという方法も人気です。この場合は、お玉ですくってやさしく鍋に移します。
どちらの方法でも、タイマーで正確に時間を計ることが成功の鍵となります。
【完璧なゆで卵】黄金時間一覧
1. 超トロトロ(温泉卵風)
沸騰後:3分
・特徴:白身の外側だけが固まり、中は半透明。黄身は完全に生に近い状態
・おすすめの食べ方:丼ものや麺類のトッピング
2. 半熟(とろとろ黄身)
沸騰後:4分〜5分
・特徴:白身はほぼ固まり、黄身はとろりとした状態・
・おすすめの食べ方:ラーメンのトッピング、アボカドトースト添え
3. ソフト(少し流れる黄身)
沸騰後:6分〜7分
・特徴:白身はしっかり固まり、黄身の中心部分だけが少しとろける
・おすすめの食べ方:サラダのトッピング、そのままおつまみとして
4. ミディアム(クリーミーな黄身)
沸騰後:8分
・特徴:黄身がまだ少しクリーミーで、完全には固まっていない状態
・おすすめの食べ方:サンドイッチの具材、カレーのトッピング
5. ハード(完全固ゆで)
沸騰後:10分〜12分
・特徴:白身も黄身も完全に固まった状態
・おすすめの食べ方:卵サラダ、デビルドエッグ(アメリカのホームパーティの定番メニューで、潰した黄身にマヨネーズやマスタードなどで味を付けたら、白身の凹みに詰め込みます)
ラーメン店風「味付け卵」の作り方
ラーメン屋さんで出てくるような、とろっとした半熟の味付け卵を自宅で作ることができます。お店の味を再現するポイントは、ゆで時間と漬けダレにあります。
ラーメン用ゆで卵のベストな時間
沸騰後:6分〜7分がおすすめです。
この時間だと、白身はしっかり固まりながらも、黄身の中心が少しとろける「ソフト」の状態になります。ラーメンのスープに入れたとき、黄身がじんわりとスープに溶け出し、まろやかな味わいを楽しめます。
味付け卵の漬けダレレシピ
基本の漬けダレは以下の比率で作ります。
・醤油:大さじ3
・みりん:大さじ3
・水:大さじ4〜5
・砂糖:小さじ1(お好みで)
お好みで以下を加えるとさらに本格的になります。
・にんにく(薄切り):1片
・生姜(薄切り):1片
・鷹の爪:1本
味付け卵の作り方
6〜7分ゆでた半熟卵を作る
ゆで上がったら、すぐに氷水で冷やす
殻をむく(水の中でむくと簡単)
漬けダレの材料を小鍋で一度沸騰させ、冷ます
ジッパー付き保存袋に卵と冷ました漬けダレを入れる
空気を抜いて密閉し、冷蔵庫で6時間〜一晩漬け込む
ポイント:卵が漬けダレに完全に浸らなくても、途中で袋を裏返せば均等に味が染み込みます。
理想のゆで卵を作るコツ
急冷が重要
ゆで上がった卵は、すぐに氷水に入れて冷やすことが重要です。これにより、余熱による加熱を止め、理想の状態でゆで卵を完成させることができます。また、殻もむきやすくなります。
新鮮な卵ほど殻がむきにくい
意外かもしれませんが、買ってから3〜5日経った卵の方が殻がむきやすくなります。新鮮な卵ほど白身が卵殻膜に密着しているため、殻がむきにくいのです。時間が経つとpH(酸性・アルカリ性の度合い)が変化し、その密着が弱まり、むきやすくなります。特に固ゆでにする場合や、きれいな仕上がりを目指す味付け卵を作る場合は、購入後3〜5日経った卵を使うのがおすすめです。
殻をむく前に軽く亀裂を付ける
氷水で冷やした後、卵全体に軽く亀裂を付けてから殻をむくと、きれいにむくことができます。水の中で殻をむくと、さらにスムーズです。
卵のお尻に穴を開ける裏技
ゆでる前に、卵の丸い方(お尻)に画鋲やピンで小さな穴を開けると、殻がむきやすくなり、黄身が中央に寄りやすくなります。「卵の穴あけ器」や「エッグピアサー」などの名前で、100円ショップでも取り扱っていることが多いです。
まとめ 〜キッチンタイマーは必須!
ゆで卵は単純な料理に見えて、実は奥が深いものです。今回ご紹介した黄金時間を参考に、ぜひご家庭で理想のゆで卵を作ってみてください。朝食やお弁当、おつまみなど、様々なシーンで活躍する完璧なゆで卵で、毎日の食卓がより豊かになることでしょう。
特に半熟卵やラーメン用の味付け卵はタイミングが命!沸騰後6分〜7分の黄金時間をキッチンタイマー、ストップウォッチ、もしくはAlexaなどのスマートスピーカーで計測するのが秘訣です。
自宅でラーメン店の味を再現できたら、家族や友人にも自慢できますよね。みなさんもこの記事を参考に、理想のゆで卵マスターになってくださいね!