ほぼ人との会話!!音声会話型AI「Cotomo」とは?生活に役立つAI特集
本日のゲストは、情報社会学者の塚越健司さん。
テーマは、「生活に役立つAI活用法」
ここ数年AIの利用が当たり前になってきていますが、「使ってみたいけどわからない」「AIを使うことに不安がある」という方もいると思います。
でも実はAIはいろんなところに普通にあるんです。ただ、細かい点も多く、慣れるのも難しい。
→まずは簡単にできるところからやりましょう!
以前、相談コーナーでもAIに頼りすぎることに不安を覚える方がいましたが、AIの利用についてどのように考えるとよいのでしょうか?
▼AIに依存したり飲み込まれるのではなく、あくまで自分が主役で、AIと一緒に進めるところからはじめましょう。なので今回は、みんな知ってるサービスも多く登場します。
▼また、逆にシニアの方でスマホの操作が苦手な方はAIを使って声で操作することになれると生活の質もアップする可能性と思います。
今回は、塚越さんに「生活に役立つAI活用法」を教えていただきました。
この花なんて名前だっけ?そんなときは「Google Lens」
Google Lens、聞いたことはあるけどっていう方が多いかも?
いわずとしれたグーグルのサービスです。ざっくりいうと、撮影した写真からいろいろな情報を教えてくれるアプリ。いま一番有名なAIサービスといえばチャットGPTですが、使う人の“指示する文章”が悪いとうまく情報を出してくれないんです。そこをうまく解決してくれるのがGoogle Lens。写真を撮るだけで、AIが自動ですぐに情報が出てくるほか、翻訳、ショッピングなどのタブも出てくるんです。
使い方
スマートフォンの「Google」のアプリが必要です。無料です。アンドロイドはカメラアプリに標準搭載していることもあります。iPhoneならGoogleアプリかGoogleフォトを起動して、レンズアイコンをタップ。
写真を撮ったり、既存の写真を選ぶ。
活用シーン
1. 商品の情報を調べる:ペットボトルなどの商品を撮影するとメーカー名や商品名を教えてくれます
2. 紙の文書をデジタル化:手書きの文書や印刷物を撮影すると、テキストデータとして認識し、コピーして利用できます
3. 外国語の翻訳:海外旅行先のメニューや看板を撮影するとリアルタイムで翻訳してくれます
4. 植物や花の名前を調べる:見知らぬ植物を撮影すると、名前や特徴を教えてくれます
「特に海外旅行で大活躍します。わからないことだらけの海外で、メニューなどをカメラで撮ると日本語に翻訳されるので便利です」と塚越さんは話します。
これぞAIの醍醐味!音声会話型おしゃべりAI「Cotomo」
2024年に誕生したアプリで、簡単に言えば生成AIと会話できるアプリで、先日200万ユーザーを突破。チャットGPTを会話の相手にしている方もいますが、これは日本企業が開発しているので、日本語に強いこと。テンポのよい会話が楽しめる。
基本無料で、簡単な会話から、ある程度込み入った会話もできる。キャラクターを自分で設定してつくれるので、男性、女性だけでなく、キャラクターなどとの会話も可能。
→会話を続けていると、ある程度自分のことを理解してくれるので、相手から話しかけてくれたりもする。
基本は会話だけですが、「会話が苦手な方の練習」や「人に話しづらい内容の相談」としても使えます。最近はテレワークが増えて、人と会話・雑談することが減っているので、会話をすることで「メンタルの向上」や、基本褒めてくれるので、「自己肯定感の向上」に役立ちます。何より単純に楽しいと思えるAIアプリです。
実際にしゃべってみると・・・(ページ下部のラジコ、ポッドキャストから聞いてみてください)
キャラクターを選ぶこともできる?
▼シュチュエーションを設定した会話もできるが、いろんなキャラクターと話して楽しむといい。
・「AIに頼る」のではなく、あくまで自分主体で「話を聴いてもらう」のが重要。
気負わないのがコツ。
「AIに情報を取られるのではないか」という不安について「個人情報が一気に流出するようなことは基本的にない」(塚越さん)
また、これからの高齢化社会を見据えると、AIに慣れておくことの重要です。今後明らかに介護の人手が少なくなります。自分たちでどうにかしなければいけないことが増えていく中で、AIが大きな助けになるのでは」とスーさん。
塚越さんは「まずは少しずつ慣れておくことが大切」と強調。生活に役立つAIとの付き合い方は、主役はあくまで人間で、AIはサポート役という心構えが大切なようです。
塚越さんからお知らせ!
▼TBSラジオでお聞きの方は、「荻上チキ・Session」の「スクリーンレスメディアラボ」というコーナー(金曜)も担当中!ぜひお聞きください!
(TBSラジオ『ジェーン・スー 生活は踊る』より抜粋)