藤枝MYFCの須藤大輔監督、4-2で打ち合い制したアウェー愛媛戦後の監督会見「ぶれずにやり続けての必然の4得点。感動した」
藤枝MYFCは4月29日、敵地で愛媛FCと対戦し、4-2で打ち合いを制しました。前半のうちに4得点して連敗を脱出。課題としていた連動性、決定力を克服するような内容で、目指す「超・超・超攻撃的エンターテインメントサッカー」を体現しました。
須藤大輔監督「やり続ければゴールの扉は開く」
―試合の総括を。
連敗中ということもあり、是が非でも勝ち点3がほしいゲームとして臨みました。今シーズンはアウェーでなかなか勝てない試合が続いていて、(連敗もしているので)「負けているからこそ、我々らしいサッカーをして、ぶれずに戦いましょう」と選手たちと共有しました。
少しボタンが掛け合わないことによって、全部が駄目だと思われがちですが、そうじゃないと。我々がやっていることは、ほんのちょっとした差で結果が出ないだけだよと言って臨みました。それを選手が表現する姿を見て安心しました。
結果としても前半はほぼパーフェクトの試合を演じてくれました。ただ、サッカーは難しいもので、愛媛はなりふり構わず後半は来るだろうと想定はしていましたが、そこは4-0の難しさを露呈してしまった。
でも4連敗している中で勝ちきるということが一番大事なことだったので、内容は褒められるようなものではなかったかもしれませんが、選手たちの日ごろの頑張りがこうして報われたということは私もすごく感動しましたし、サポーターも感動してくれたと思います。
後半の2失点プラス、その後の過ごし方というところはしっかり精査をして、次節はホームなので連勝できるように、そして我々の攻撃的なスタイルを表現できるように準備したいです。
―課題とした連動性、決定力が克服できたような内容だった。
口で言っているのは簡単ですが、やる難しさというのは選手が本当に感じていたと思います。それをぶれずにやり続けたからこそ、この4得点があるのかなと。
そしてアタッキングサードに入っていくまでのボールが連動して動くような、選手もボールも動くことを表現できたと思うので、偶然の得点ではなく、必然のゴールだったと思います。メンタル面も、やり続ければ必ずゴールの扉は開けるという話はしていたが、それをしっかりと表現してくれた選手に感謝しています。
―アンデルソン選手の評価については。
彼は一番試合に出たがっていたと感じていました。ただ、なかなかポジションバランスや相手ということでスタートの機会はなかったのですが、この先発の機会を確実にものにするというのは、日ごろから彼が取り組んでいることが実を結んだと思います。これで満足することなく、次節以降もこういったパフォーマンスをしてもらいたいです。
―ハーフタイムでの指示は?
前半同様に前からプレッシャーを掛けていきましょうと話しました。ただ、ロングボールが入ったところでつぶせなかった、セカンドがしっかり拾えなかった。セカンドでの球際の部分での戦いで全て負けていたというところが2失点をまねいてしまったのかなと思います。戦術という部分ではなかったのかなと。
1対1の戦いの中で相手にこぼれてしまったというところで、だんだん下がってしまいました。そこはもう一度映像を見ていきたいです。ハーフタイムでは5点目6点目を取りにいこうという話をして送り出しました。