中学生が一日税務署長に 職員前に受賞作文を披露
平塚税務署(繪柳(えやなぎ)ふみ署長)で2月25日、中学生による一日税務署長体験が実施された。
署長を務めたのは中学生を対象とした「税についての作文」で平塚税務署長賞を受賞した、成瀬中学校の尾崎真望さん(3年)と自修館中等教育学校の高砂芽生さん(同)の2人。
繪柳署長から委嘱状、平塚地区納税貯蓄組合総連合会の夛田嚴会長からタスキを受け取った2人は、税務署での仕事内容の説明を受けた後、署長室でパソコンを用いた模擬決裁や確定申告相談会場を視察した。
会議室では職員を前に訓示として受賞した作文を披露。尾崎さんは自身の貧血の治療を通じて感じた医療費について書いた「僕の健康を支える税金」、高砂さんは災害時の被災地復興での税の役割を考えた「みんなが笑顔で暮らせる世界」をテーマに自身の体験やこれまで学んだ税の役割、大切さなどについて読み上げた。
任務を終えた尾崎さんは「決済を行ったがDX化が進み、いろんな面で効率化が図られていると感じた」とし、高砂さんは「税金のおかげで、安全安心なに暮らせることができるのだと実感できた」と感想を述べた。
繪柳署長は二人の訓示を受けて「未来を担う若い人たちが税について学んでもらえるのは本当にありがたい。2人とも満点の働きぶりだった」と評価した。