未開封だから大丈夫はNG!意外と知らない「乾電池」の寿命→「使用推奨期限あるんだ」「知らなかった!」
小型家電も充電式のものが増えていますが、まだまだ「乾電池」が必須の製品はたくさんあります。家の中を見渡しても、リモコン、PCのマウス、子どものおもちゃに懐中電灯など、乾電池が必須のものは多いです。しかし、乾電池にも寿命があることを忘れてはいけません。ここでは、見落としやすい「乾電池の寿命・替えどき」についてご紹介します。
乾電池には「使用推奨期限」がある
結論からいうと、乾電池には「使用推奨期限」があります。性能の劣化がなく、安全に使える期間を示すものです。たとえ未開封・未使用の場合でも、乾電池は少しずつ劣化します。そのため、使用推奨期限を過ぎた乾電池の使用はおすすめしません。
使用推奨期限はメーカーや電池の種類によって異なり、単1~単4形の「アルカリ乾電池」は約10年です。一方で、同じ形であっても「マンガン乾電池」は2~3年と寿命が短いため注意が必要。
そのほか、「カラーアルカリ乾電池」は5年、「アルカリボタン電池」は2年と大きく差があります。
参考:panasonic/よくあるご質問_使用推奨期限の見方
https://jpn.faq.panasonic.com/app/answers/detail/a_id/18624/~/%E4%BD%BF%E7%94%A8%E6%8E%A8%E5%A5%A8%E6%9C%9F%E9%99%90%E3%81%AE%E8%A6%8B%E6%96%B9
期限を過ぎた乾電池を使うとどうなる?
いつ購入したか覚えてないような古い乾電池は、たとえ未開封・未使用であっても使用推奨期限が切れていないか確認しましょう。期限を過ぎた乾電池を使うと、次のリスクが生じます。
・性能が落ちる
・液漏れが起きる
・機器が故障する
「電池の持ちが悪い」「乾電池から液が漏れて、機器が壊れてしまう」などは、古い乾電池を使用すると起こりうるトラブルです。
乾電池の期限もきちんと管理しよう
使用推奨期限が過ぎたからといって、すぐに使えなくなるわけではありません。食品でいう賞味期限と同じように、あくまでも安全に使用できる期間です。
しかし、期限切れの乾電池を使用する行為には、本来の機能を発揮できないデメリットもあります。
使用推奨期限については、パッケージの裏面などに数字で書かれていることが多いので、きちんと把握しておきましょう。
三木ちな/お掃除クリンネスト1級、整理収納アドバイザー1級、節約生活スペシャリスト、歴20年業スーマニア