無印良品ホテル初の「MUJI room」リーベルホテル大阪に誕生 万博・インバウンド対応の新たな客室
リーベルホテル大阪は、MUJI roomを、2024年12月1日(日)より提供しています。
【写真:世界初「MUJI room」全4タイプ客室フォトレポート】
無印良品の世界観がホテルに
良品計画による新プロジェクト「MUJI room」の第一弾が、リーベルホテルに誕生しました。
シンプルなデザインに、環境に配慮した素材や、大阪や近畿の作品を取り入れるなど、無印良品の世界観を表現した客室です。客室内の家電なども無印良品の商品を使用しています。
MUJI HOTELやMUJI BASEと似たコンセプトの空間ですが、MUJI roomは空間デザインやサービスのみを良品計画が手がけ、運営などはホテル側が担う新たな業態です。
リーベルホテルでは、4階フロアの従来ユニバーサル・スタジオ・ジャパンとのコラボレーションルームを展開していた客室を「MUJI room」に改装。
目的や定員などが異なる4タイプの計12部屋を展開しています。
万博の中長期滞在にも対応
4タイプの客室のうち「type A」と「type B」は中長期の滞在にも対応した客室です。
リーベルホテルは2025年大阪・関西万博の協賛(ブロンズパートナー)で、万博会場に近いホテル。敷地内からシャトルバスが運行されます。
万博での長期滞在需要にも応え、大型の冷蔵庫やミニキッチン、電子レンジなどを完備。洗濯乾燥機なども備え、全て無印良品の家電で揃えています。
type A
「MUJI HOTEL GINZA」をモデルにした客室。
床などが木で作られているのが特徴です。木の温もりを足からも感じながら部屋に入ると、大きなソファとテーブルがあり、テレビを見ながらゆったりくつろげます。その奥には一段上がってベッドを設置。49㎡の客室ながらシンプルで広々とした空間です。
テーブルの上には無印良品で人気のお菓子が置かれており、ウェルカムギフトとして自由に食べられます。また、デスクのボールペンやノート、洗面台のブラシなども無印良品の商品で、アメニティとして持ち帰れます。
ベッドやトイレの壁には、花をテーマにしたアートが飾られ、上品な雰囲気を演出。どれも1点もので、部屋ごとに異なる作品です。type Aは3部屋ありますが、花を描いている点は共通しています。
洗面台は横幅を確保したゆったり空間。洗濯乾燥機もここにあります。
浴槽は檜で、部屋のテーマに合わせて木を取り入れています。リーベルホテルには天然温泉の大浴場があるのに贅沢な作りです。
type B
type Bの客室は、全体的なレイアウトはtype Aと同様ですが、「土」をテーマにしています。
タイルや土壁が際立つ作りです。2つの客室を連続して訪れると、足の感触が全く異なります。
ソファとベッドの間には棚があり工芸品が飾られています。万博らしさをも思わせる工芸品です。
壁のアートは鳥がテーマです。
大人数で過ごせる客室
type C
type Cはベッドが4台ある客室。
広さはtypeA・Bと同じ49㎡。キッチンや洗濯乾燥機などの長期滞在設備はない分、4人が宿泊できるスペースを確保しています。
ベッドは2段ベッドが2つ並んでいる形。ベッドも奥行きや照明などにこだわって作られているのだそうです。
奥のスペースにはソファが置かれ、広い木製のテーブルも設置。4人でもゆったりとテレビを見ながらくつろげます。
長期滞在でなくても、無印良品のお菓子は用意されており、楽しく過ごせる仕掛け。もちろん文房具などアメニティ類も持ち帰れます。
ポットや食器は柱横にコンパクトにまとまっています。
洗面台は2台並んでいます。ランプ一つひとつにもこだわりを感じる空間です。
type D
MUJI roomで最も広い66㎡の客室タイプ。6名まで宿泊が可能です。
広々したリビングには、ゆったりとしたソファが2台。1つは壁沿いに置かれています。机に置かれた6人分のお菓子からは迫力すら感じます。
ベッドは3人×2段の作り。各々に壁はなく、階段すらも開放的な作り。コテージに泊まっているような雰囲気です。
特徴の異なる4タイプの客室ですが、どれも無印良品の世界観で統一されています。
テーマパーク特化ホテルからインバウンド対応の滞在型ホテルへと変貌を遂げているリーベルホテルを象徴する、新たな「MUJI room」です。