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【倉敷市】竹姫「着物リース」ワークショップ ~ 着物のはぎれから作り出すリースでクリスマスを彩ろう

倉敷とことこ

竹姫「着物リース」ワークショップ ~ 着物のはぎれから作り出すリースでクリスマスを彩ろう

毎年11月頃になると、街が一気にクリスマスムードに入ります。至るところにクリスマスツリーが飾られ、街が彩られるようすが筆者はたまらなく好きです。

クリスマスツリーの他にも、街中でよく見かけるのは丸い輪っかのクリスマスリース。クリスマスを盛り上げてくれる王道の装飾ですが、筆者の家にはひとつもありません。

ちょうど欲しくなってきたタイミングで、着物リメイクブランド「竹姫」が着物リースのワークショップを開催していることを知りました。あまり見聞きしたことの無い、着物で作られるリースに興味が湧きます。

クリスマスにぴったりな、竹姫の「着物リース」作りを体験してきました。

「着物リース」ワークショップとは

竹姫の着物リース

「着物リース」ワークショップは、色とりどりの着物のはぎれを使ってリースを制作する体験型イベントです。美観地区に店舗を構える、着物リメイクブランド竹姫が開催しています。

着物で作られたリースは見た目が華やかで、和と洋の絶妙なバランスが魅力的。他のものとはかぶらない、世界にひとつだけのリースが作れます。

竹姫は、着られなくなった着物を活用して新たな洋服やアイテムを作っているブランドです。今回のワークショップも、着物の再利用を生かした竹姫ならではの体験だと思います。

料金は1回2,750円(税込)で、予約不要で参加できます

竹姫では、着物のはぎれを使ったワークショップを継続的に開催しており、今後も季節に合わせたモチーフが作れるワークショップが開催されるそうです。

今回、筆者はクリスマスにぴったりのリース作りを体験しにいきました。当日のようすを紹介します。

ワークショップに参加しました

11月半ば、竹姫に向かいました。

竹姫は建物の2階にあるお店ですが、1階にはカラフルな着物リースが展示されており、入り口がわかりやすかったです。

竹姫の入り口の装飾

まずはリースの作り方をレクチャー

ワークショップは予約不要のため、お店に入ったらまずは店員にワークショップに参加する旨を伝えます。

先にお会計を済ませたら、いよいよ着物リース作りのスタートです。

ワークショップのコーナー

着物リースの土台となるのは、発泡スチロールで作られた輪っかでした。使用するのは竹串・接着剤・発泡スチロールの土台・着物のはぎれの4点です。

土台となる発泡スチロールで作られた輪

店長の蕨野裕一郎(わらびの ゆういちろう)さんに、作り方を教えてもらいます。

まずは発泡スチロールに竹串で穴を空け、次に竹串に着物のはぎれをまとわせて接着剤を付けます。

作り方を教えてもらう

穴を空けたところに、竹串で着物のはぎれを押し込むように刺していくと、はぎれが花びらのように発泡スチロールにくっつきました。この作業を繰り返し、土台が見えなくなるまではぎれをくっつけたら完成です。

穴を空けたところに、竹串を使って着物のはぎれを押し込んでいく

蕨野さんいわく、作業自体は簡単なので約1時間程度で作れますが、柄や色の組み合わせにこだわるかたは、2、3時間以上じっくりと時間をかけて作るそうです。

店内には販売している作品も並んでいました。色の組み合わせの参考にしようと思います。

店内で販売している着物はぎれの作品

正面からはぎれをくっつけていく

早速作っていきましょう。

用意されている着物のはぎれは30種類以上もあり、どのはぎれを使うか迷います。クリスマスリースといえば緑のイメージがありますが、良い機会なので着物のはぎれでしか出せない色合いで作りたくなります。

種類豊富な着物のはぎれ

筆者は白色がベースのリースが作りたかったので、最初にアクセントになりそうなピンク系のはぎれを選びました。

どこから作り始めようか迷っていると、蕨野さんから「リースを立てかけたときに、正面から見える部分を先に作ると、バランス良く配色ができますよ」とアドバイスをもらいました。まずは目立つところにくっつけていきます。

一番目立つところからくっつけていく

一か所に3枚ほどのはぎれを使うと、お花のように綺麗に見えます

さらに花らしくするために、明るい緑色のはぎれを使って草も表現してみました。その場の思いつきでしたが、実際にくっつけてみると想像以上に華やかになり、自分好みになってきます。

花びらのような着物のはぎれ

作る工程は非常に簡単で、竹串を軽くぷすりと刺し込むだけで、はぎれがしっかりと固定されていました。力も特に必要無く、子どもでも簡単にチャレンジできそうです。

集中して作業する筆者

作り始めの頃は完成イメージが湧きませんでしたが、正面部分がおおよそ彩られたところで、素敵なリースになる予感がしてきました。

自分好みの色合いではぎれをくっつける

約300枚のはぎれをぎっしり埋めて完成

続いて、ベースとなる白色のはぎれをくっつけていきます。

白っぽい生地は2種類ありました。よく見ると柄が違うので、織り交ぜながら使っていこうと思います。

白い着物のはぎれ

作業中に、蕨野さんから「着物リースはだいたい250枚から300枚のはぎれを使用しているんですよ」と教えてもらいました。

夢中になっていると気が付きませんが、大量のはぎれを使っていることにおどろきます。

作業をする筆者

約40分程度で正面部分が埋まり、華やかなケーキのようになってきました。土台が見えなくなるように、側面と内側にもはぎれを埋めていきます。

正面部分が埋まってきたリース

個人的に、色の組み合わせを考えるのがもっとも楽しかったです。色選びに時間をかけたくなる気持ちがわかります。

悩んだ末に、側面と内側には、赤茶色や緑色のはぎれを使うことにしました。

側面や内側に貼り付ける3種のはぎれ

渋い色が加わったことで、かわいらしかったリースの色合いが少し引き締まりました。色選びによってガラリと印象が変わりますが、どのような組み合わせでも良い感じの仕上がりになるのは着物リースならではかもしれません。

側面を彩る赤茶色のはぎれ

土台が見えなくなるように黙々とはぎれを押し込んでいき、約1時間30分で着物リースが完成しました。

完成した着物リース

全体的にくすんだかわいらしい色合いと、花のようにあしらわれた着物生地が素敵なリースです。

想像以上に自分好みなリースが出来上がり、大満足な体験となりました

おわりに

着物リース作りに参加してみて、ひと足早くクリスマス気分を味わえました

着物のはぎれを使ったリースは、和と洋、どちらの雰囲気も楽しめて見た目も華やかです。部屋に飾ってクリスマスを迎えるのが楽しみになりました。

竹姫では、今後も季節のイベントに合わせてさまざまなワークショップが開催される予定です。ワークショップの情報は、竹姫のInstagramからチェックしてみてください。

世界にひとつだけのオリジナル着物リースで、クリスマスを彩ってみてはいかがでしょうか。

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