『スカイマーク』が神戸空港発着の「国際便」を検討する考えみたい。「深夜・早朝」の需要などで判断
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神戸発着で国内8路線を運航している「スカイマーク」は、来年春に国際チャーター便が解禁される神戸空港での「国際線」就航を検討する意向があることを発表しました。
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スカイマークは、現在国内12空港に就航し、神戸空港からは札幌(新千歳)・仙台・茨城・羽田(第1ターミナル)・長崎・鹿児島・那覇・宮古(下地島)の8路線を運航しています。神戸空港には格納庫も備えていて「西の拠点」と位置付けているみたい。
2025年春から国際チャーター便が解禁される神戸空港について、「非常に大きなチャンス」だとして、既存路線の増便や新規路線の開設など、さまざまな可能性を検討していることが報道されていました。
11月下旬に実施されたスカイマークの記者会見で、国際線の就航を検討する意向があることを発表。海外航空会社との競争力や、便が少ない深夜・早朝の需要を見定めたうえで、実現可能性を判断するとしています。
これまでのスカイマークの国際便では、羽田ーソウル(仁川)線や成田ーサイパン線のチャーター便を運航。その後サイパン線は定期便になったものの、新型コロナウイルス感染拡大により現在は休止しているそうです。
ボーイング737-800
画像:スカイマーク公式サイトより
スカイマークは、ボーイング737-800を現在29機保有しています。2026年以降に次世代機の導入も計画しているそうで、本橋学社長は「機材の稼働を上げたい。神戸を起点に深夜・早朝に飛ばすなら、海外の就航地も視野に入る」と考えているみたい。
国際便について本橋社長は以前「まずは国内線定期便の増便を考え、そのうえでチャーター便を飛ばせるかという議論になる」と語っていて、今回の会見でも「昼間は国内線でくまなく運航しており、遅い時間帯にどこまで需要が見込めるかを検討する必要がある」とコメントしています。
神戸発着の国際便を運航できるかどうかはこれからというところですが、実現すれば神戸発着での海外旅行がしやすくなりそうですね。
神戸空港の国際線については、韓国・大韓航空の「神戸ーソウル(仁川)線」、台湾・スターラックス航空の「神戸ー台北/桃園線」など、海外航空会社各社が続々就航を表明。
新ターミナルについても先日発表され、名称は「神戸空港第2ターミナルビル」、オープン日は2025年4月18日(金)を予定しているそうです。