「空はトムに任せます、僕は陸が好き」3分でチケット完売!ブラッド・ピット“史上最速来日”『F1/エフワン』舞台挨拶
世界各国で社会現象を巻き起こした『トップガン マーヴェリック』監督とブラッド・ピットがタッグを組み、すべての映画をぶっちぎる映画体験の新境地を切り開く映画『F1/エフワン』が、6月27日(金)より公開される。
公開直前となる6月25日には、主演のブラッド・ピットが、2022 年『ブレット・トレイン』のプロモーション以来3年ぶりに来日。発表から約24時間後には来日するという、F1マシン並みに超高速なブラッド・ピット史上最速来日が実現する形に。来日の同日午後には、都内劇場でブラッド登壇の舞台挨拶が実施され、ファンたちの熱烈歓迎を受けながら大盛況のイベントとなった。
ブラッド・ピット、史上最速来日が実現!
「F1」の全面バックアップを得て制作された本作は、世界各国の本物のサーキットコースを使い映画史上類を見ない規模で撮影を施行するなど『トップガン マーヴェリック』を超える体感型リアル・アクションが実現。出演者本人は数か月の厳しいトレーニングを積みF1マシンを実際に操縦するなど限界までリアルを追求。さらに、プロデューサーには世界チャンピオンの称号を持つ現役スターF1レーサーのルイス・ハミルトンも名を連ねるなど、すべてがリアルで埋め尽くされた超リアルアクションは体感映画の新たな金字塔を打ち立てる。ブラッド・ピットが演じるのは、常識破りの元カリスマF1レーサー。最弱チームと共に昨日までの自分を超えていくストーリーは胸熱必至。スポーツだからこそ得られる感動と興奮が詰まっている。
今回のブラッド・ピット来日は、6月24日に発表し、来日を果たしたのが6月25日。ブラッド・ピットは自身史上最速来日という形で日本を訪れることとなった。なお、25日(水)、26日(木)と都内劇場で3回に渡り行われる舞台挨拶付き上映回は3分でチケットが完売し、日本のファンの熱狂さが明らかに。ブラッド・ピットは、「東京にならいつでも行きますよ」と笑顔で手を振りながら、「今回はブレット・トレイン=新幹線を超えるスピードでF1マシンに乗りました。俳優が本物のF1マシンに乗って本物のレーストラックを走るというアイデアは、コシンスキー監督のもので、できるだけF1の迫力を体感できるような映画にするためにこだわって作りました」とコメントした。
すでに国内でも試写会や先行上映が行われ、作品やブラッド・ピットの熱演を大絶賛する声が相次いでいることについて、「とても誇りに思える映画なので、本当にみなさんの反応が嬉しいです!実際のF1シーズン中に本物のサーキットで我々が走るというのは、前例がないんですよね。すべての俳優たちがとてもがんばっていますし、カメラもこの映画のために新たに開発したのですが、映画を観ればそれが分かると思います。楽しんでいただけるのが一番嬉しいです!」と笑顔を見せた。
また、日本時間の6月24日にイギリス・ロンドンで行われた本作のプレミアでは、『トップガン マーヴェリック』主演でもおなじみのトム・クルーズが登場し、ブラッド・ピットとの豪華すぎるツーショットは日本でも話題沸騰。「トムは古い友達で、昔からよく知っています。彼はモータースポーツのファンですし、90年代に一緒にゴーカートでレースしたこともあるぐらい。監督もブラッカイマーも一緒にトムと仕事しているし、みんな家族みたいだから、来てくれて嬉しかったです」と語ると、会場からはあたたかい拍手が。
本作では、常識破りのF1レーサーを演じたブラッド・ピット。すでに映画を鑑賞したファンやメディアからは、そのかっこよさとハマりっぷりが大絶賛されているが、「この映画は物語が素晴らしいんです。ソニーは負け犬で、挫折を経験するけどどまたチャンスが巡ってくる。こういうストーリーは皆感動できると思います」と手ごたえを明かす。また、本作で描かれるチームワークの大切さにも言及。「F1には500人ぐらいの人々が関わっています。角田裕毅選手もそうですし、ヘッドクオーターを中心にいろんな戦略を生み出したり、マシンをデザインしたりメンテナンスする人がいたり、いろんな人々で成り立っているチームスポーツなんです。映画でも同じで、短いシーンにも400人、500人ぐらいの人々が関わることがよくあるので、映画作りとも似ていると思います」と、日々映画製作と向き合っているブラッド・ピットならではの視点でコメントした。
過酷なトレーニングを重ね、劇中ではブラッド・ピットやダムソン・イドリスたちが自身でF1マシンを実際に運転していることも注目されているが、これについては、「ダムソンと一緒に2年ぐらいかけてトレーニングして、6000マイルぐらいトラックで走っています。ただひとつ悔いがのこっていて、日本の鈴鹿サーキットでは走っていないんです。プロのドライバーたちに聞くと、みんな一番のお気に入りは鈴鹿だと言います。技術的なことも含めて素晴らしいトラックですよね。この中に、誰か関係者はいない?」と会場に呼びかけるほど、鈴鹿への強い思いを語る一幕も。
続いては、映画公式SNSに寄せられたファンからの質問に答えるコーナーへ。「何度も来日されていますが、日本でまた訪れてみたいところは?」という質問には、「日本は大好きなので、いろんなところへ行ってみたいと思っています。友達も周りの人たちも日本は特別な国だと言うし、いろなことを経験してみたい。特に郊外に出てみたいですね」とコメントし、まだ見ぬ日本の景色へ思いを馳せた。「撮影中に一番楽しさを感じたのは?」という質問には、「F1マシンを運転している時間です。とにかく嬉しくて楽しかった。時速350kmぐらいの信じられないスピードで走るので、ブレーキングやコーナリングも含めてすべてが最高でした!」と興奮気味にコメント。また「映画を観れば感じられると思うのですが、F1マシンに乗っていると“G”(重力)がかかるんです。実際のプロドライバーほどではないですが、首と体を鍛えていないと大変なんです」と、強靭な肉体を必要とするF1ドライバー役の苦労も明かした。
本作のキャッチコピー「昨日までの、自分を超えろ。」にかけて、そんな瞬間が訪れた経験は?と問われると、「F1マシンを運転している時ですね!」と回答し、「毎回もっと自分を高めたいという気持ちでやっていました。次第に僕もダムソンもタイムを縮めて行って、最終的には0コンマ何秒を争っていましたよ」と撮影を振り返った。そして「今回はF1マシンを運転する役でしたが、今後空のアクションに挑戦したい気持ちは?」という質問には、「それはトムに任せます!彼に近づける人はいないでしょう。僕は陸が好きです!」と答え会場を笑わせていた。
舞台挨拶の最後には、「F1/エフワン ブラピ ぶっちぎれ!」と書かれた特製の法被を着用したブラッドが、日本の伝統文化「三本締め」に挑戦。満員の観客たちと一体となって3本締めに挑戦し、満面の笑み。イベントの最後には、見事当選した幸運な来場客数十人の前に、あらためてブラッドが登場。大歓声のなか、一緒に写真を撮ったりサインに応じたりと、ファンとの交流を楽しんだ。
『F1/エフワン』は6月27日(金)より全国ロードショー