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市内4社 仕事と家庭の両立推進 市から表彰

タウンニュース

本村市長(前列中央)と表彰を受けた企業の代表者

仕事と家庭の両立支援に積極的に取り組んでいるとして相模原市内の企業4社が市から表彰された。市役所本庁舎で2月4日、表彰式があった。

市は働きながら安心して子育てや介護ができる地域社会をめざし、2007年度から市内企業の表彰を行っている。

今年度は株式会社コンテックス(南区)、株式会社スタッフサービス・ビジネスサポート(中央区)、稲葉電気興業株式会社(中央区)、サーティーフォー交通株式会社(中央区)から応募があり、選考の結果、法定の取り組みのほかに独自の施策を行っている点が評価され4社とも表彰が決まった。

時間単位の休暇など

機械設計・試験業務受託や技術専門翻訳・通訳事業などを行う株式会社コンテックスは、子どもの発熱や介護を理由に数時間単位で休暇を取りやすいよう、従業員の声を取り入れ時間単位の有給休暇を半年ほど前から導入した。テレワークを行える環境整備もコロナ禍以降継続しており、3分の1ほどの社員が現在も利用しているという。

スタッフサービスグループの特例子会社で障がい者雇用を行う株式会社スタッフサービス・ビジネスサポートは、社員の生活スタイルに柔軟に対応できるよう、通院などを踏まえた30以上のシフトパターンを用意している。従業員からは「不安やストレスを感じることなく日々業務に取り組めている」などの声があがっている。

電気設備工事を手掛ける稲葉電気興業株式会社は、ノー残業デーの設定や有給休暇取得日数の掲示と消化の呼びかけ、配偶者出産休暇制度などに取り組んでいる。古川豊代表取締役は表彰式で「社員の働きやすい環境を整え、会社も社員も成長できる仕組みを整えていきたい」と話した。

タクシー事業を運営するサーティーフォー交通株式会社は、タクシードライバー特有の勤務形態「隔日勤務(2日分の仕事を1日にまとめて行う)」を創業当初から採用しておらず、1日8時間労働を基本としている。有給休暇の取得にも力を入れ、月に1回の取得を呼び掛けている。

4社の取り組み内容はリーフレットにまとめられ、3月中に市HPなどで公開されるほか、一部施設に配架される。

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