マッツ・ミケルセンが投げキッス連発!3日間で計74,290人来場「東京コミコン2024」グランドフィナーレ【来年の開催も決定】
「東京コミコン2024」ついにグランドフィナーレ
2024年12月6日(金)~12月8日(日)までの3日間、幕張メッセ(千葉市美浜区)で開催された「東京コミックコンベンション2024」(以下、「東京コミコン2024」)が8日、ついに最終日を迎えた。
マッツ・ミケルセンやベネディクト・カンバーバッチらのスペシャルなステージや、豪華セレブ陣が一挙集結したグランドフィナーレまで、まさに大盛況の最終日となった。
セレブ・ステージ:マッツ・ミケルセン/ヒュー・ダンシー
最終日の1発目のステージに登場したのは、「北欧の至高」いや、今や「東京/大阪コミコンの至宝」とも言えるマッツ・ミケルセンと、人気ドラマ『ハンニバル』で共演したヒュー・ダンシー。2人と一緒に撮影ができるチケットが販売開始となった際には、わずか10分でソールドアウトとなるほど熱烈なファンを持つ2人だが、この日のイベントでも、そんな2人を一目見ようと大勢のファンが殺到した。
誰もが期待いっぱいの表情を浮かべながら彼らの登場を心待ちにする中、ついにマッツとヒューがステージに登場すると、会場からはひと際大きな歓声が。コミコン会期中、サイン会に撮影会と多忙なスケジュールを過ごしていた2人だが、そんな彼らの元気の源となったのは日本食だったようだ。
ヒュー「昨晩、神戸牛を食べてものすごく美味しかったので、私の好きな食べ物リストTOPになった。でも、和食なら何でも好き」
マッツ「私も神戸牛を食べて素晴らしかったけど、お寿司も好き。毎日いくらでも食べられる」
マッツとヒューといえば、やはりドラマ『ハンニバル』だろう。デンマーク出身のマッツいわく、イギリス出身のヒューと共演してみて、非常に興味深いと思ったのは“英語の話し方”だったそう。というのも、同作の撮影中、完璧なアメリカ英語で演技をしていたというヒューですが、カメラが止まった瞬間、母国のイギリス英語で話していることに気がついたのだそう。英語での話し方に常に気を使っていたマッツは、そんなヒューを見て、「自分たちは役者だった」と改めて実感したと言います。
また、グロテスクなシーンが多いことで有名な『ハンニバル』だが、実は意外なことに、ヒューとマッツは気が滅入るどころか、むしろ撮影を楽しんでいたのだそう。ヒューは「事件の回想シーンは細かい部分まで作りこまれていて、美しく感動的だった」と回答、一方のマッツも非現実的なドラマの世界観を楽しんでいたそうで、「非日常的でクレイジーだから楽しんでいた」と明かした。
最後にマッツは、デンマーク語で「会えてうれしいです」というフレーズをファンに指導するも、難しすぎる発音に苦戦するファンたち。それを見て、「デンマークでは代わりにこうするんだ」と、投げキッスを披露して会場を大いに沸かせた。『ハンニバル』での貴重な裏話をたくさん披露してくれたマッツとヒューの登壇ステージは、ファンにはたまらない胸アツの時間となった。
東京コミコンにアッセンブル!マーベル・ギャザリングステージ:セレブ・ステージ
C.B.セブルスキー/ベネディクト・カンバーバッチ
午後にはマーベル好きのコスプレイヤーが、マーベル編集長のC.B.セブルスキーと交流するステージと、「東京コミコン2024」最後のセレブ・ステージとして、ベネディクト・カンバーバッチを招いてのトーク・ステージが行われた。C.B.セブルスキーに続いて、スパイダーマンやデッドプールなどマーベルのキャラクターに扮したコスプレイヤーたちが登場。セブルスキーはステージを埋め尽くしたコスプレイヤーを前に「まさにこれが“マーベル・コスプレイヤー・アッセンブル”だね!」と粋なコメントで場を盛り上げた。
続いて、マーベル映画のドクター・ストレンジ役でお馴染みのカンバーバッチが全身ホワイトのスタイリッシュな衣装で登場。「みんな大好きです!」と集まったファンに手を振りつつ、「白い服だから飲み物をこぼさないようにしないと!」とお茶目な一面も見せたカンバーバッチは、「去年のコミコンの感想は?」という質問に、「とにかく全て(が思い出)!」と絶賛しつつも、「ファンが一つの会場に集まって実際に会ったり話したりできる。ファンの皆さんと直接“繋がり”を実感できるのが嬉しい」とコミコン、そして日本のファンへの愛を語った。
また、「『アベンジャーズ』の俳優でプライベートでも交流のある俳優は?」という質問には、「トム・ホランド、ロバート・ダウニー・Jr、ジョシュ・ブローリン、マーク・ラファロ、スカーレット・ヨハンソン。もちろんトム・ヒドルストンもね。彼もロンドンに住んでるから」と喜んで回答。知られざる交流関係を明かした。
さらに、『アベンジャーズ/エンドゲーム』に関する質問では、人差し指を立てて見せる、ファンにはお馴染みのシーンをリクエストに応えて再現。場内のファンから大歓喜があがると、「これだけでこんなに喜んでもらえるなんて不思議な職業だよね」と、ファンの笑いを誘った。
一方でファンが何よりも気になる、『ドクター・ストレンジ』の次回登場作や、カンバーバッチの次回作についてはまだ「秘密」としながらも、昨年映画の撮影が3本あったことを匂わせ。最後に、同じく俳優である斎藤工から「漫画のキャラクターを演じるときにきを付けていることは?」という質問が投げかけられると、「まず脚本をもらう前に、最初は自分一人で直観的にキャラクターが何者かを考え、脚本からさらに人物像のヒントを見つけ肉付けしていく。最後は共演俳優や製作陣とコミニケーションをとることだね」と細やかなアドバイスをし、斉藤を感嘆させていた。
全セレブ集結のグランドフィナーレ
ファンと共に3日間を駆け抜けたセレブ、そしてアンバサダーたちが大集結する最後のステージ・グランドフィナーレが始まり、メインMCを務めたLiLiCoと小田井涼平夫妻が登壇。「長州力さん、武藤敬司さんとのトークが楽しかった」(LiLiCo)、「フィギュアをたくさん購入しました」(小田井涼平)と3日間の思い出を振り返り。続いてアンバサダーの斎藤工がマッツ・ミケルセンのお面を付けてひょうきんに登壇し、「ファンに会うために来日しているという想いがすべてだと感じた」と語り、この3日間で多くのファンとふれあい、そのあたたかさを感じたことを明かした。
1人登壇する度に客席から満場の拍手と黄色い歓声が飛び交ったグランドフィナーレ。最初に登場したジョン・ボイエガは「来年また来ることを楽しみにしています」と次回のコミコンへの想いを語り、アンセル・エルゴートは目をうるませながら、(日本語で)「この3日間、たくさんのファンに会って、みんなの喜ぶ顔を見て、僕もうれしくなりました」とファンとの交流を心から楽しんだことを伝えた。ダニエル・ローガンは息子・ケイデンくんと一緒に登場し、「ありがとう東京! また来年!」と日本語で伝え、ケイデンくんも元気に「ありがとう!」と日本語を披露。モリーナ・バッカリンは「今回は家族と一緒に来て、心がいっぱいになった」と語り、ベン・マッケンジーは「夢のようなステキな時間を過ごさせていただきました」と続けました。
続けて登場したC.B.セブルスキーが「今年も最高でした。来年マーベル映画が3本あるからぜひ見てね!」と感謝と来年への期待を述べると、。ヒュー・ダンシーは「初めての来日だったけれど、すぐにでも戻って来たいと思っています」と日本のファンになったことを告白。そしてマッツ・ミケルセンは「この3日間、本当にすばらしい時間を過ごさせていただきました。みなさんはいつもすばらしいです」とファンに向かって投げキッスを贈り、ベネディクト・カンバーバッチは「小さなハート、大きなハート、みなさんにたくさん送りたいと思います」とたくさんの愛をファンに伝えた。
さらに、ファンを称えるように会場の端から端までに拍手し、「楽しいホリデーを過ごしてください。気を付けて帰ってね」と最後までファンを気遣う紳士的なジュード・ロウ、そして最後にクリストファー・ロイドはステージの前方に出て、「一大イベントに参加してくださったことをすごくうれしく思っているし、来年も来たいです」と来年に期待する気持ちを伝えた。
なお、ジェイソン・モモアはフライトの都合でグランドフィナーレは欠席となったが、グランドフィナーレ前にサプライズでステージに登場。さらに、なんと客席に降り、回りをグルっと一周。ファンとハイタッチしながら歩いて回り、「ありがとう東京!」と感謝の気持ちを盛大に伝えていた。
この最終日には他にもメインステージで、アンバサダー斎藤工が樋口真嗣監督らを迎えてのトークステージや、日本発世界を沸かすエンタテイナーが大集合してパフォーマンスを繰り広げるステージ、アメリカでも大絶賛されたダンスチーム「アバンギャルディ」特別出演のコミコン初のダンス・フェス、さらにプリンセス天功、KiLa、高橋匠の世界的に有名なマジシャン3人によるイリュージョンショーなども行われ、いずれも大盛況となった。
既に発表されている「大阪コミコン2025」(2025年5月2日[金]~4日[日・祝])の開催、そしてこの日に解禁となった「東京コミコン2025」(2025年12月5日[金]、6日[土]、7日[日]を、今から期待して待とう。