リーアム・ニーソン最新作『プロフェッショナル』4月11日公開決定 ─ 引退した暗殺者がテロ集団と対決する
希代のアクションスター、リーアム・ニーソンの集大成的作品『In The Land of Saints and Sinners』が邦題『プロフェッショナル』として2025年4月11日より日本公開となることが決定した。
ニーソンは本作で、自身の故郷である北アイルランドを舞台に戦う。暗殺請負の仕事に長年従事していた男が引退し、別の人生を歩もうとした矢先、IRAのテロ集団と対決する。ハードな修羅場を幾度も潜り抜けてきた過去を持つ主人公が、その優しさゆえ、疲弊した心身を奮い立たせながら、最後の戦いに立ち向かっていく。
1970年代当時の北アイルランド紛争という混沌とした政治・社会状況をリアルに反映。フィクションの醍醐味を存分に打ち出しつつ、あり得たかもしれない現実味を見事に獲得している。
監督は長年、クリント・イーストウッド監督とタッグを組んできたロバート・ロレンツ。ニーソンとは『マークスマン』(2021)で組んでおり、今回が二度目の監督×主演タッグとなる。プロデューサーには『グラントリノ』などのジェラルディン・ヒューズ、撮影監督は2002年の『ブラッド・ワーク』以降、クリント・イーストウッド作品の撮影を手がけ、2008年の『チェンジリング』でアカデミー撮影賞にノミネートされたトム・スターン。
アイルランドの海や緑の景観が広がるローカルな風景の中、渋く滋味深いドラマの重厚さとキレのある痛快なアクションを併せ持つだけでなく、パブという限定空間が舞台となるクライマックスの銃撃戦、ダイナマイトでの殺し合いは、映画的な愉楽が満ち溢れた最大の見どころの一つ。大人のための極上のエンタテインメントが誕生した。
1970年代の北アイルランド。血塗られた過去を捨て去りたいと願う老齢の暗殺者フィンバー・マーフィーは、周囲にその正体を隠しながら、人里離れた海辺の田舎町グレン・コルム・キルで静かな生活を送っていた。そんな彼が引退を決めた後、ベルファストの都市で凄惨な爆破事件を起こしたアイルランド共和軍(IRA)の過激派グループが、この町に逃走してくる。フィンバーは彼らの一人が地元の少女を虐待していることを突き止め、少女を助けるために制裁を下す。しかしそれがテロリストたちの復讐心に火をつけ、追いつ追われつのゲームが始まってしまった。後戻りできない事態に巻き込まれたフィンバーは、テロリストたちを完全制圧するため、命がけの選択を迫られる──。
『プロフェッショナル』は、2025年4月11日より日本公開。