優秀和菓子職に認定 愛川町の土門巨幸さん
愛川町に店を構える和菓子店「菓匠土門」の店主、土門巨幸さんがこのほど、全国和菓子協会が主催する「選・和菓子職」で「優秀和菓子職」に認定された。
優秀和菓子職は、業界で最高水準の技術を持つ職人としての証。全国22都道府県から44人が応募し、今年2月の最終審査の結果、土門さんを含む10人が認定された。これまでの認定者は全国で160人、県内で8人。厚木・愛甲地区からの認定は初(4月16日現在)。
土門さんは茨城県で和菓子店を営む実弟と挑戦し、兄弟揃っての認定となった。「緊張しやすい」という弱点を日々の鍛錬によって克服し、当日は頭を刈って「気合を入れて臨んだ」という。審査員からは特に味の点で高い評価を得たといい、喜びの笑顔を見せた。
4月14日には優秀和菓子職認定証(盾)を携えて愛川町役場を訪れ、小野澤豊町長に報告した。小野澤町長は「町政70周年という記念の年にふさわしい素晴らしい結果に、町としても誇りに思う。今後とも、愛川ブランド認定事業者として町の産業を盛り上げてほしい」と祝福の言葉を述べた。