今年も過去最高を更新 藤沢場所献血キャンペーン
大相撲藤沢場所実行委員会(勧進元・最上重夫湘南営繕協会社長)が中心となって12日まで行った20回目となる献血キャンペーンが、献血量、受付者ともに過去最高を記録した。
集まった血液量は前回より8600ml多い30万3400ml。受付人数は同じく46人多い949人だった。
キャンペーンの最後を飾る12日には、藤沢場所会場の秋葉台文化体育館でセレモニーを開催。日赤神奈川県支部支部長を務める黒岩祐治県知事をはじめ6市1町の首長らが参加した。あいさつに立った黒岩知事は「全国的にもこれほどのキャンペーンはない」などと賛辞を送った。
今キャンペーンは3月10日から4月12日にかけてクロスウェーブ湘南藤沢や横浜市の3つの献血ルームを始め、(株)ジェイコム湘南・神奈川湘南鎌倉局、テラスモール湘南などで展開。最終日の同文化体育館には献血車7台が集結。予約者に加え、大相撲観覧者や、活動を知った飛び入りの市民も協力した。最上氏は「企業、個人と多くの協力があって最高を更新できた。献血をもっと定着させたい」と話した。
県赤十字血液センターの大久保理恵所長は「献血は、日々医療の現場で輸血を必要としている患者さんの命を救っている。多くの皆さまにご参加いただけたことを、大変ありがたく思う」と感謝を示した。