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冬の高校スポーツ全国大会 サッカー女子 共通意識を高め、日本一を狙う柳ケ浦 【大分県】

オー!エス!OITA

写真/オー!エス!OITA SPORTS

 第3シードとして全日本高校女子サッカー選手権大会に出場する柳ケ浦。昨年の同大会で過去最高の3位となり、今夏の全国高校総体でも3位と高いレベルを保っている。おのずと期待は高まるが、林和志監督は「今大会から規定が変わり、参加チーム数が32から52チームに増えた。レベルも一気に上がる。上を見すぎず、目の前の試合に集中するだけ」と表情を引き締めた。

 

 キャプテンの高松芹羽(3年)を中心とした守備はほころびが少なく、全国でも十分に通用する。自陣で強固なブロックを築くこともできれば、前線から連動した守備でタテに速い攻撃をつなぐこともできる。ただ「このスタイルを貫くだけでは日本一を目指せない」と、全国高校総体以降は相手を見て、パスをつないでボール支配率を高めるとともに、課題であった決定力の改善に取り組んだ。

 

課題を話し合い、練習でフィードバックする

 

 全日本選手権の出場権を獲得したのが9月。皇后杯九州予選が10月にあったが初戦敗退。公式戦から遠ざかっていることが懸念材料だったが、関西遠征で大学や全国高校総体2位の大商学園(大阪)と試合を組み、九州内のサッカーフェスティバルなどに参加し、実戦感覚を養っている。個々の攻撃のアイデアやシュート、クロスなどの精度向上が形となって現れるのは少し時間がかかりそうだが、「コンディションもメンタルも30日の初戦にピークを持っていく」(林監督)。

 

 昨年から主力だった高松らが各ポジションで軸となり、勢いのある村上凜果や栄森結菜ら1年生が攻撃的なポジションに配置され、起爆剤としての期待は大きい。頻繁に選手ミーティングを実施し、課題を話し合い、練習でフィードバックする形で共通意識を高めている。東海大福岡や秀岳館(熊本)、神村学園(鹿児島)といった九州の強豪校がひしめく厳しいブロックとなったが、「日本一を目指しているので、どこと対戦しても関係ない」(高松)と臆することなく一戦必勝で臨む覚悟だ。

 

3年生全員がピッチ内外で下級生を引っ張る

 

 

 

(柚野真也)

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