Yahoo! JAPAN

サクサク食感。クッキーの基本レシピとおいしく作るポイント

macaroni

サクサク食感。クッキーの基本レシピとおいしく作るポイント

やさしい味わい。基本のクッキーレシピのポイント

コツ・ポイント

バター、砂糖、溶き卵、薄力粉を順番に混ぜる

薄力粉を加えたら切るように混ぜて練りすぎない

生地をこまめに休ませてバターが溶けるのを防ぐ

バター、砂糖、溶き卵、薄力粉を順番に混ぜる

クッキー作りでは材料を混ぜる順番が重要です。バターをよく練って砂糖を加えてなじませてから、溶き卵を少量ずつ加えると分離しにくくなります。バターと溶き卵は冷えていると混ざりにくいため、作り始める前に常温に戻しておきましょう。

薄力粉を最後に加えて混ぜるのもポイント。薄力粉を入れて混ぜすぎるとかたい食感になってしまうので、ほかの材料をよく混ぜてから最後に加えてください。

薄力粉を加えたら切るように混ぜて練りすぎない

薄力粉を加えたら、ゴムベラやカードで切るように混ぜましょう。練ったりこねたりすると、かたくて重い食感の原因となるグルテンがたくさん発生します。グルテンをなるべく発生させないように、生地を切るイメージで1~2分混ぜるのがコツです。

長時間混ぜてもグルテンが多く発生するため、なるべく最小限の動作と時間で生地をまとめてください。上手に混ぜるとサクッと軽い食感のクッキーに仕上がりますよ。

生地をこまめに休ませてバターが溶けるのを防ぐ

生地がまとまったら1時間以上冷やし、取り出して伸ばしたらさらに30分以上冷やします。クッキー生地にはバターが多く含まれるため、作業中に温度が上がるとすぐに溶けてしまうのが注意点です。

バターが溶けてしまうと、焼いている間にバターが染み出て油っぽくなり、形も崩れやすくなります。生地をこまめに冷やすことで作業しやすいかたさに戻し、バターが溶けるのを防ぎましょう。

サクサク食感。基本のクッキーのレシピ

調理時間:30分

材料を常温に戻す時間、生地を休ませる時間は含みません

保存期間:常温で3日、冷凍で1カ月

材料4つで作るサクサク食感の型抜きクッキーレシピです。簡単な工程と比較的扱いやすい生地で、お菓子作り初心者さんでも失敗しにくいのが特徴。シンプルな材料で作るため、薄力粉の旨味とバターの豊かな風味が際立ちますよ。各工程ごとのポイントをおさえておいしいクッキーを作りましょう。

材料(約44枚分)

薄力粉:200g

バター(無塩):100g

砂糖:60~70g

溶き卵:1/2個分(25~30g)

下ごしらえ

・バター(無塩)と溶き卵は室温で30~60分置いて常温に戻す
・薄力粉と砂糖は別々にふるっておく

作り方

バターを練る

ゴムベラでバター(無塩)を練ってやわらかくします。

砂糖を加えてさらに練る

砂糖を加えて粉っぽさがなくなるまでさらに練ります。

溶き卵を加える

溶き卵を4~5回に分けて加えます。一気に全量を混ぜると分離して混ぜにくいため、少量ずつ加えて混ぜる作業を繰り返すのがポイントです。

薄力粉を加えて混ぜる

薄力粉を加えてゴムベラで切るように混ぜます。生地にゴムベラを垂直に立て上下に動かし、全体を1~2分ほど混ぜます。

粉っぽさがなくなってきたらボウルの内側に生地を押し付けてまとめます。押し付けたままゴムベラを動かすとかたい食感になってしまうため、折りたたむように押し付ける作業を繰り返します。

冷蔵庫で休ませる

ラップで生地を包み、冷蔵庫で1~2時間休ませます。

めん棒で伸ばす

ラップで生地を挟み、めん棒で約4mmの厚さに伸ばします。最初は生地をほぐすようにめん棒を全体に押し付け、少しやわらかくなってからめん棒をころがして伸ばします。

伸ばした生地を休ませる

伸ばした生地をまな板にのせ、冷蔵庫で30~60分休ませます。休ませることで型抜きしやすいかたさになります。

オーブンを予熱する

オーブンを170℃に予熱します。クッキーを型で抜く前にオーブンを予熱し、抜いた生地をすぐに焼ける環境を作っておきます。

型で抜く

直径約5cmの型で生地を抜き、クッキングシートを敷いた天板に並べます。余った生地は手でまとめてからめん棒で伸ばし、型で抜きます。

※作業中に生地がやわらかくなってきたら、生地がかたくなるまで冷蔵庫で10分以上冷やしてください。

オーブンで焼く

170℃に予熱したオーブンで12~16分焼きます。クッキー表面の縁と裏面に焼き色がつけば完成です。焼きムラが気になる場合は、10分経過してから天板の向きを素早く替えてください。

よくある質問

無塩バターがありません。有塩バターまたはバターなしで作れますか?

無塩バターの代わりに有塩バターでも作れます。有塩バターを使うと塩気がアクセントのおいしいクッキーが焼けますよ。

バターなしで作る場合は、バター分量の7~8割程度の油を入れて作りましょう。薄力粉200gに油60~70gが目安です。菜種油や米油、太白ごま油など、クセのない油がおすすめです。

薄力粉の代わりになる粉類はありますか?

準強力粉や中力粉、米粉でも作れます。準強力粉や中力粉を使うとザクザク食感に、米粉を使うと崩れるようなホロホロ食感に仕上がるのが特徴です。米粉を使う場合は、薄力粉の80%程度の量にすると軽い食感に仕上がります。ただし米粉によって吸水率が異なるため、生地の状態を見ながら量を調整してください。

型がなくても作れますか?

型がなくても作れます。包丁で格子状や三角形に切るか、飲み口が直径5cm前後のコップや容器で生地を抜いてください。牛乳パックやクリアファイルを使い、型を手作りする方法もあります。

卵がなくても作れますか?

卵なしでも作れます。薄力粉100g、バター60g、砂糖30gで同様の手順で作り、棒状にまとめて7~8mmの厚さに切って焼きましょう。もしくは、薄力粉120g、サラダ油45cc、砂糖45g、ベーキングパウダー小さじ1/2杯を混ぜて棒状に伸ばし、7mmの厚さに切って焼く方法もあります。

基本のクッキーは保存できますか?

常温で3日ほど保存可能です。粗熱をとってから清潔な保存容器や保存袋に入れ、湿気の少ない涼しい場所で保存しましょう。

冷凍する場合は1食分ずつラップで包み、フリーザーバッグに入れて密閉してから冷凍します。冷凍で1カ月ほど保存可能です。凍っているままでも食べられ、常温で自然解凍もできます。

基本のクッキーレシピをマスターしましょう

基本のクッキーレシピはシンプルで覚えやすいのが特徴です。薄力粉、バター、砂糖、卵があれば簡単に作れるため、急に甘いものが食べたくなったときにもおすすめ。作業もむずかしくなく、お菓子作り初心者さんでも挑戦しやすいですよ。

各工程ごとのポイントをマスターすれば、サクサク食感でバターの風味がぜいたくなクッキーが作れます。生地の混ぜ方や冷やすタイミングを覚えて、クッキーを得意料理にしましょう。

ライター:きく

【関連記事】

おすすめの記事