小田原市新病院 借入不備で37億円補正 臨時議会で可決
2026年春の開院に向けて進められている新病院建設事業について、小田原市は37億円の借入金手続きの不備があったとし、3月28日に臨時議会が開かれた。
これは、新病院建設事業費に充当する予定だった企業債の手続きに不備があり、本来の借入予定額より37億円少ない金額での借入となったことに対する措置。市議会の3月定例会は25日に閉会していたが、2024年度と25年度の病院事業会計補正予算で補てん手続きを行う必要があり、市は臨時会を招集し、補正議案の提出を行った。
議会の冒頭で加藤憲一市長は市議に陳謝。市の担当者らは質疑で今後のチェック体制の強化などに努めるとした。
その後上程された24年度予算における企業債37億円の減額、資本的収支不足額の補てん財源の内容を修正するための補正予算案はともに全員賛成で可決された。