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<水泳のブラック校則!?>長い髪は切らなきゃダメ?先生に「不衛生だから見学しろ!」【まんが】

ママスタセレクト

写真:ママスタセレクト

私(ハル)は小さなころ髪の毛を伸ばしていました。母が、私の髪の毛を綺麗に結ってくれたり、巻いてくれたり、いつもみんなに褒められていました。その長い髪の毛と、母のヘアアレンジのテクニックが私の自慢でした。しかし今の私はショートカット。小学校高学年のときに伸ばしていた髪の毛を切ったときの思い出があまりにツラく、大人になった今でも苦々しい思い出として残っているのです。きっと母もそうなのでしょう。また髪の毛を伸ばそうとはどうしても思えません。

母はとても手先が器用な人で、毎日腰まである髪の毛を綺麗に結い、アップにしてくれました。

私は友達や近所の人にも「かわいい」「お姫様みたい!」と、母も一緒に褒められているようで、とても嬉しく誇りに思っていました。しかし……。

高学年になってから担任の先生に髪を短く切るように言われてしまったのです。

家に帰り母に相談すると、髪はしっかりまとめ衛生に配慮すると言ってくれました。しかし、次の水泳の授業では……。

担任の先生は私を「おい! ハル」と怒鳴るように呼び止めました。そして、「お前はプールに入れないよ!」と、言いました。

高学年になるまで水泳の授業で「髪の毛を切れ」と言われたことはありません。けれど高学年になり、新しい担任の先生から「プールがあるのだから髪の毛を切れ」と言われるようになったのです。どんなにきっちりお団子にして行ってもダメで、挙句の果てにはプールにも入らせてくれません。

まさか今まで誇りに思っていた自分の髪の毛で、こんな思いをするとは思いませんでした。ポニーテールにしてお団子にしても、水泳帽子の中にきちんと髪の毛を入れているのに。私はひどく落ち込んだことを、今でも覚えています。

耐えきれず…大好きだった長い髪にサヨナラ!かなしい思い出

毎日毎日、髪の毛を切るまで続きそうな説教に、私は参ってしまいました。

もう、髪の毛を切るしかないのではないかと。小学生のメンタルでは毎日の説教に耐えられなかったのです。

担任の先生から何度も何度も長い髪の毛を責められて、私はもう耐えきれなくなってしまいました。そして……私はついに母に気持ちを打ち明けました。

私は母に「お母さん、私、もう髪の毛切る……毎日毎日ツライ……」と訴えました。そして、自慢だった長い髪の毛を切ることに決めたのです。

私の自慢の長い髪の毛を母に切ってもらうことにしました。

肩くらいまで髪の毛を短く切りました。次の日学校に行くと、担任の先生は……。

先生は私に「や~っと切ってきたの」と嫌味っぽく言いました。私は髪の毛が短くなったって帽子の中に髪の毛を入れることは変わらないのに、なぜ切らないといけなかったんだろう……と悲しい気持ちでいっぱいでした。

子ども心に、切りたくなかった髪の毛を切らされたことは、すごく傷付きました。もう思い出したくないほど……。 髪の毛を伸ばしたら、またあのときの心の傷を思い出してしまうし、お母さんにも思い出させてしまうかもしれない、そう思ってずっと伸ばせないでいたのです。 時が経ち、娘が私の子どものころの写真を見て「お母さん、とっても可愛い! 私も髪の毛を伸ばしたい!」と言い、娘の髪の毛は今は腰くらいまであります。手先が器用な母には到底かないませんが、毎日、私が可愛く結っています。 娘には自分と同じような思いをさせたくない……心からそう思っています。

娘に同じ思いはさせたくない!理不尽なルールに立ち向かう母

そして今年の夏、学童から通う夏休みの水泳教室で、娘にも髪の毛に関するちょっとしたトラブルがあったのです。

娘は「髪を切らなきゃダメなの?」と、悲しそうに私に訴えてきました。私は娘の話を聞き、今の時代でもまだこんなこと言われるの!? と、とても驚いてしまいました。

娘は私の髪の毛が長いころの写真を見て、髪の毛を伸ばしてきました。「髪……切りたくないよ」と、泣いています。

私が子どものときは先生に言われて、諦めて髪を切ることしかできませんでした。でも、娘のために先生に確認することにしました。

何もしないまま娘に同じ思いはさせたくない! と思い、私は先生に電話してみました。

先生は私からの問い合わせに少し慌てた様子で「いいえ! 髪の毛をしばってまとめてもらえたら大丈夫ですよ」と、すぐに答えてくれました。「今は“男の子は切る”とか“女の子は結ぶ”という言い方ができないので、そのように書いてるんです」と、丁寧に理由を教えてくれました。

私の母が今でも悔しい思いをしているというのなら、なぜあのとき何か行動をしてくれなかったのか。 じつはそれも、私の心に苦々しい思い出として残っています。私は、娘に傷ついてほしくないし、私の心にも新しい傷をつくりたくありませんでした。そして、勇気を持って行動できたことに後悔はありません。 もちろん決められたルールは守らなければなりません。しかしこちらの事情を説明すれば理解してくれるケースもあるでしょう。 これからは後悔しないように、疑問があるときは相談や意見をしていこうと思っています。


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