思ったよりハードルは高くない!? 釣りやアクティビティが楽しめる「無人島・離島」ツアー
手つかずの自然が多く残る無人島や離島。そんな美しい島で大自然を存分に堪能しながら、アクティビティが楽しめたら最高ですよね。ただ、無人島や離島と聞くと絶海の孤島をイメージし、躊躇してしまう人も多いかもしれません。実は、無人島や離島といっても本土に近い島も多く存在し、ツアーを利用すれば意外とかんたんに無人島でのアウトドアを楽しむことが可能です。
そこで今回は、実際に無人島・離島ツアーにはどのようなものがあるのか詳しく見ていきましょう。また、無人島や離島を満喫するために知っておくべきポイントも合わせて紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
初めての無人島ツアーにおすすめ!沖縄の慶良間諸島
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もともと島国の日本には無数の島があり、その数は無人島だけでも1万を軽く超えるほど。観光地ともなるとツアーを開催しているところも多くあります。アクセスに関しても、船で15分程度で到着できる場所も多く、思っているほどハードルは高くありません。
とくにマリンレジャーのメッカである沖縄では、複数の旅行会社や宿泊施設で無人島ツアーが組まれています。なかでも、沖縄本島から西へ約40kmの場所にある「慶良間諸島」は人気スポット。渡嘉敷島や座間味島、阿嘉島など大小20あまりの島々で構成されており、世界最高クラスの透明度を誇る海が堪能できます。
釣りはもちろんシュノーケリングやシーカヤックなどのマリンスポーツも充実。アクティビティのサポート体制も整っており、無人島が初めての人にも挑戦しやすいでしょう。
関東圏でも体験できる無人島・離島ツアー
関東圏でも無人島・離島ツアーは体験することができます。
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三浦半島の最南端に位置する離島「城ヶ島」は、三崎口駅からバスで35分ほどで訪れることができるアクセス良好な無人島。相模湾と東京湾と黒潮の3つの潮が混じりあう場所であり、さまざまな魚が楽しめるダイビングポイントでもあります。「恋する灯台」に認定された東西に建つ2つの灯台や「馬の背洞門」と呼ばれるアーチ状の岩など、観光にも事欠きません。ビーチではBBQができ、城ヶ島灯台商店街では新鮮な魚介類を味わうことができます。
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また、東京から距離はあるものの小笠原諸島の南島上陸は人気のコース。真っ白な砂浜と青い海のコントラストには目を奪われること間違いなしです。シュノーケリングはもちろん、本格的な一人乗りのシーカヤックやドルフィンスイムを体験できるなどプランも充実。運がよければアオウミガメやエイに出会えることもあります。
手つかずの自然が残る無人島を楽しむための事前準備とは?
無人島・離島ツアーを楽しむためには事前準備は必須。売店や自販機のない場所がほとんどなため、飲料や食料はしっかり準備しておきましょう。タオルや帽子、サングラスなどは熱中症や紫外線対策もマスト。ラッシュガードや長袖シャツがあると日焼け防止やケガ対策にも役立ちます。
また、手つかずの自然が残っているため危険な場所があるのも事実。小傷の応急処置に使える救急セットを忘れずに持っていきましょう。蚊やブヨなどの対策として、虫よけスプレーも必需品です。
飲料や食料の準備、紫外線対策や虫除け、いざというときの救急セットなど、万全の準備で挑もう
無人島サバイバルツアーで一生忘れられない特別な体験を!
釣りやマリンアクティビティより上級者向けなのが、無人島キャンプ。電気や水道などのライフラインがない無人島を舞台に「サバイバルツアー」と題してツアーをおこなっている会社もあり、沖縄では制限時間48時間以内に無人島から脱出するツアーが人気です。バラエティ番組よろしくチーム対抗のサバイバル戦で、手作りの脱出用イカダで先に有人島へ着いたチームが勝利となるルール。食料の調達や寝床の確保も参加者自身がおこなうなど本気のサバイバルゲームが味わえます。
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無人島キャンプに挑戦する場合は装備も増えるため、ツアー会社が予め準備しているものやレンタルできるアイテムについて事前に確認しておくのがよいでしょう。本格的なサバイバルなら飲料水はもちろん、釣り具やナイフ、調理器具などがあると安心です。
ハードルが高そうな無人島や離島でのアウトドアも、ツアーなら挑戦できそう。非日常が楽しめる無人島・離島ツアーをぜひ体験してみてはいかがでしょうか。