啜れ!名古屋の麺道場 vol.3|活気と旨味溢れる二郎の野菜マシにチャレンジ!
二郎系といえば、麺を覆うように盛られた山盛りのヤサイにニンニク、トッピングが印象的ですよね。
その見た目はとにかく“爆盛り”かつ“ハイカロリー!”
あの満足感、そして1度食べたらまた食べたくなるあの中毒性!そう、二郎でしか満たすことのできない欲求があるのです!
食べること、すすることが好きな私にしむーが名古屋市内の二郎系ラーメンを巡り、その爆盛りに果敢にチャレンジしながらその魅力をマシマシでご紹介していきます!
今回は2024年にオープンした新進気鋭の1杯を啜っていきます!
その攻めた1杯で感動と笑顔を届ける!「笑顔の為に」
決戦の地は尾頭橋にあり
お店があるのは中川区山王。尾頭橋駅はJRが通りながらも名古屋と金山の間の駅という印象がありますよね。尾頭橋駅は普通電車しか止まらないので、名古屋在住の方でもなかなか駅に降り立つことはないかもしれません。
そうは言っても都市部ということもあり、近くを通る幹線道路には生活に欠かせない大きなスーパーや日常雑貨を扱うお店が多く立ち並び、徒歩圏内には名鉄山王駅、もちろん名駅、金山へのアクセスも良好です。そして尾頭橋駅周辺には場外馬券売り場であるウインズ名古屋、中日ドラゴンズの2軍本拠地であるナゴヤ球場があり、スポーツにゆかりのある街でもあります。
私は学生時代野球をやっていまして、ナゴヤ球場にも何度か訪れたことがありますし、そのころから割とよく食べるほうではありました。スポーツマンにとって食事もトレーニングの1つですが、今好きなものを好きなだけ食べていたらただただ体が肥えるだけなので、食べた分だけしっかり動くようにしましょうね。歳を重ねると1度ついた体のお肉がなかなか落ちなくなりますよね…。
脱線しましたが、尾頭橋、山王のそれぞれの駅から歩いて7,8分くらいの場所に今回ご紹介していく「笑顔の為に」さんがあります。
こちら本当にナゴヤ球場が目と鼻の先にありまして、お店を挟んだ道路の先にはナゴヤ球場が見えます。何ならファールボールとか飛んできてもおかしくない距離感。スポーツが行われる球場やスタジアムって活気があって、二郎を出すお店も店員さんが元気で活気があるので、少し通ずるところがあるかなと思います。ほら、二郎って箸とレンゲを使って思う存分に喰らう闘いじゃないですか、絶対に勝つぞ。
店頭には外待ちの席と「笑顔のために」と書かれたのぼりがはためいており、店名が目を引くインパクトある外観になっています。
店内はカウンター席とテーブル席が2つ。テーブル席もあるので混雑状況にもよりますが、友人同士や複数人で訪れても席を離れることなく一緒に食事を楽しむことが出来そうです。
水や箸はセルフでその他にもティッシュ、おしぼり、ヘアゴムまで用意されているので女性も利用しやすい気配りがされています。二郎ってどうしても男性客が多い印象ですが、最近は女性客も少しずつ増えている気がします。中毒性ある味はもちろんのことですが、量が調節できたりお店の清潔感、こちらのように備品が充実しているなどちょっとした気配りから利用しやすくなっているんだと思います。二郎の良さよ、もっと広がれ…!
最近は食券制のお店が増えましたが、こちらは注文制。私が訪れた際は待ちがなかったので、店員さんが席についてからほどよいタイミングで注文を確認しに来てくれました。ラーメンの他にも汁なし、ご飯類もライスだけじゃなく豚丼もあるんですね…ぐぬぬ、どれも惹かれるぜ…。
ただやはりここはラーメンでしょ!ってことでラーメンを注文し、やんちゃしたかったので豚マシにしてやりました、かかって来い!
麺量も確認があったので、300グラムでお願いしました。麺量はメニューも書いてある通り少な目の量での注文が可能なので、お腹の具合と相談して決めましょうね。注文と同時に精算し、後はラーメンの出来上がりをお水や箸などを用意して待ちます。
といっても最後の仕上げを決めるのは自分自身。丁寧なコールの仕方の表があるので、それを参考にしつつどのくらいの盛りにするか決めておきましょうね。
その他にもお店の定休日やイベントなどの掲示もあり、お店のSNSでも情報発信されているので詳しくはそちらからご確認ください。そうこうしている間にコールのお時間となりました!
ニンニク入れますか?
ニンニク、野菜、アブラマシで!
決まったぜ…!改めて私の注文を確認するとラーメン/300グラム/豚マシトッピング/ニンニク、野菜、アブラマシとなります。少し攻め過ぎたか…?二郎食べる時って何かアドレナリンが出て高ぶるんですよね、いけるぞ!かかって来い!コールを済ませてしばらくすると私のラーメンがやって来ました!
着丼!神豚チャーシューが取り囲むジャンクな1杯を喰らえ!
そしてやってきたのは私が注文したラーメン、豚マシトッピング、ニンニク、野菜、アブラマシです!
野菜がまずまずの盛りで、もやしのシャキシャキ具合が見ただけで分かりますね。そのてっぺんにはいかにもプリプリのアブラ、丼を囲うように配置された豚に1度にこれだけ摂取することが許されるのかと思う量のニンニク…!これだよこれ、これが二郎だよ!というビジュアルです!丼の大きさもなかなかのもので、どこから攻めようか迷うところですね…。
とりあえず1番手を付けやすいスープからいただくことにしました。ズズッと口に含むと感じるのは豚の旨味と甘味、そして醤油のキレですね。味が濃いわけではなく、醤油の味がどっしりしていますが後味が重いわけではなく、その後に豚の旨味と甘味がじわじわと広がって優しさがあります。気付いたらレンゲが進んでるやつですね…。
次は野菜を喰らっていきましょう。野菜はもやしのみですが、見た目通りのシャキシャキ食感で火の通り方が抜群の食感を生んでいます。
野菜にはしっかりと味を調整するカラメとてっぺんにはアブラがかかっており、これが水分多めのもやしとちょうどいい塩梅。二郎のボリュームを演出しているのは野菜の標高の高さでカロリーの高い1杯であることは間違いないんですが、野菜なんてあればあるほどヘルシーなのではと錯覚させてくれます。もはやカラメとアブラで食べるサラダで、その量を感じさせずバグバグいけてしまいます。これスープと麺と合わせたらえらいことになるで。
いよいよ麺を啜っていきます!この麺をリフトする写真を撮るのが本当に下手くそで、同じナゴレコのライターさんにそのコツを聞いたことがあるんですが、その返答は「気合い」でした。なんという根性論だと思いましたが、二郎はどこも太麺で箸で持つには重量感はあるので、確かに気合いは大事だなという結論に至りました。
この麺なんですが、ブニブニとした食感で若干茹で加減や量よって変化はあるとは思いますが、気持ち柔らかめな印象を受けました。その分食感や小麦の風味を存分に味わうことができ、啜り心地やのど越しの良さを感じます。これが先ほどのスープと絡まればそれはもう悪魔的!ノンアルコールなのにアルコール飲んだ時のようなふわふわした謎の幸福感に包まれます。これは危険だ…!
トッピングも触れていきましょう。野菜は着丼した際に触れましたが、アブラも一部塊になっているものがあってこれが背徳感を上げていますよね。
そして二郎といえばニンニク!もちろん人と会う時のエチケットなど配慮が必要な場面もあるし、入れなくて充分旨いんですが、ニンニクが入ると旨いが水を得た魚のように跳ね上がります!こちらのキレと甘味のあるスープにニンニクのパンチが加わると、越えてはいけない一線を越えたズルい味がします。中毒性ヤバし!
そして豚マシしたチャーシューは5枚鎮座しており、これが少し炙ってあるんですよね。その香ばしさがこれだけのボリュームのものを食べているのにも関わらず、食欲を促進してくれます。チャーシューはものによって肉肉しいものや脂を感じるものもありますが、柔らかくも硬くもなく、ちょうど良い食感で肉を喰らっている感が強いです!食べ応えもあって、これは神豚と呼んでもいいレベルのチャーシューでした!
野菜を少し食べて標高を削ってからは麺と野菜をひっくり返す天地返しで食べ進めたり、卓上調味料の唐辛子とブラックペッパーを使ってジャンクとスパイシーを掛け合わせることで中毒性をより高めたり、一心不乱に食べ進め無事完食です!
また食べたくなる中毒性が二郎の極意なり
今回は野菜にアブラ、ニンニクマシに加えて豚マシまでしてボリュームと食べ応えもかなりありましたが、程よい満足感で見事勝利!二郎という尖ったジャンルの中でも、バランスの良い1杯で、これは箸が止まらんですわ。そして店員さんたちがめちゃくちゃ活気に溢れていてラーメンが提供される時は「いってらっしゃーい!」と大きな声で食という戦いに送り出してくれたり、提供された後も味の濃い薄いは調整できるのでと声をかけてくださいました。丁寧で見ていて気持ちよく接客で、また食べたい、また来たいと思わせる1杯でした!
スープに麺、さまざまなトッピングが織りなす二郎ならではのジャンキーで中毒性のある味わい…思い返せばまた食べたい!
「笑顔の為に」の道場破り成功!次はどんな二郎を啜ろうかな、お楽しみに!
INFORMATION
店名:
笑顔の為に 名古屋店
住所:
愛知県名古屋市中川区露橋2-15-53
営業時間:
11:00〜14:00
18:00〜22:00
Web:
https://www.instagram.com/egaonotameni_01
一人当たりの予算:
〜¥1,000
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