「シャネル」がアーディスティック・ディレクターにマチュー・ブレイジーを起用
「シャネル(CHANEL)」は12月12日、アーディスティック・ディレクターにマチュー・ブレイジー(Matthieu Blazy)を起用すると発表した。2025年に入社し、オートクチュール、レディトゥウェア、アクセサリーのコレクションすべてを担う。
前任のヴィルジニー・ヴィアール(Virginie Viard)が5年の契約を終えて退任し、その後任候補には「セリーヌ(CELINE)」を去ったエディ・スリマン(Hedi Slimane)らの名前があがっていたが、同業者からも高く評価されているマチュー・ブレイジーを抜擢した。
マチュー・ブレイジーは1984年生まれで、フランスとベルギーに国籍を持つ。「メゾン マルジェラ(Maison Margiela)」やフィービー・ファイロ(Phoebe Philo)時代の「セリーヌ」などでキャリアを重ね、2021年11月にはダニエル・リー(Daniel Lee)からバトンを引き継ぎ「ボッテガ・ヴェネタ(BOTTEGA VENETA)」のクリエイティブ・ディレクターに任命される。
「ボッテガ・ヴェネタ」着任前に、ラフ・シモンズ(Raf Simons)の元で「カルバン・クライン(Calvin Klein)」のメンズとウィメンズのコレクションを担当していたマチュー・ブレイジーは、ラフ・シモンズから「彼は素晴らしいクリエイティブ精神の持ち主だ」と高く評価されていたという。
マチュー・ブレイジーは、「シャネルに加わることができ、とても嬉しく光栄に思う。すべてのチームに会うこと、そして一緒に新たな章を書き上げていくことを楽しみにしている」とコメントしている。2024年12月にブランドを去ることを発表し、動向が注目されていたマチュー・ブレイジーだが、世界有数のラグジュアリーブランドの重要ポストを引き継ぐ。