旭警察署 詐欺防止の区民に感謝状 被害者見かけて交番へ
旭警察署(小林三季署長)が5月2日、特殊詐欺の被害を未然に防いだとして、旭区在住の大橋賀津雄さんに感謝状を贈った。
同署生活安全課によると、事件が発生したのは4月4日。大橋さんが二俣川駅近くの金融機関のATMを利用していたところ、近くに携帯電話をかけながらATMを操作する男性を見つけた。操作が進んでいない様子を不審に感じた大橋さんは詐欺を疑い、近くの交番に駆けこみ状況を説明。警察官とともに戻り、送金前に被害を食い止めた。男性はサイト登録料金として、犯人から振り込みを要求されていた。
小林署長から感謝状を受け取った大橋さんは「男性が被害に遭わななくてよかった。これからも気を付けていきたい」とコメントした。
”ニセ警官”に注意
同課によると、最近は警察官を名乗り、「あなたのカードが犯罪に使われている」などと言って、お金を振り込ませる手口が増えている。偽の逮捕状を見せるようなケースもあるという。固定電話だけではなく、携帯にかかってくることもあり、「不審な電話がかかってきたら、まずは一度電話を切り、近くの警察署に相談してください」と呼びかける。