鎌倉市 ひきこもりで悩んだら… 居場所「うみ風のみち」開放
ひきこもりやその家族のため、鎌倉市が開設する居場所「うみ風のみち」(坂ノ下)を知ってもらおうと、7月6日にオープンデーが初開催された。関係者ら約20人が来場し、のんびりと過ごせるように整えられた場所を見学した。
市が同所を開設したのは2022年11月。元々は社会福祉法人の事務所として使用されていた戸建ての1階部分を活用し、和洋室、庭を毎週火曜と毎月第3金曜の午後1〜4時に無料開放し、ひきこもりの人が自由に過ごせる空間を設けた。
昨年度の利用は延べ74人。20〜50代でリピーターも多い。市生活福祉課の支援員・佐久間貴子さんは「外出できなかった人の目標地になっている。支援員と話したり、1人で過ごしたり。人によっては表情が柔らかくなってきた」と話す。
開放日であれば、予約なしで利用できる。