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DXを進める上での課題は、属人化

文化放送

11月25日放送の「L is B presents 現場DX研究所」(文化放送 毎週月曜日20:00~20:30)は、先週に続き、LiLz株式会社代表取締役社長の大西敬吾氏をゲストに迎え、DX、デジタル化を進める上での課題やチーム作りで大事にしていることについて詳しくお話いただいた。

松井佐祐里アナ(パーソナリティ)「まずは企業プロフィールをご紹介致します LiLz株式会社は、2017年に沖縄県で設立されました。“機械学習とIoTの技術融合で、現場の仕事をラクにする”をミッションに掲げ、予知保全市場をターゲットにした遠隔点検用のIoT・AIサービス“LiLz”を提供しています。ソフトウェア・ハードウェア、研究・ビジネスに境界を作らず、サービス検討を支援しています」

L is B代表・横井太輔氏(パーソナリティ)「現場のDX、デジタル化を進める上での課題は何ですか?」

LiLz株式会社代表取締役社長・大西敬吾氏「属人化です。我々の商品は、現場の日常点検の課題を解決するサービスです。では、日常点検を普段どうしてるかというと、ほとんどの現場で五感を使って点検しています。目で見たり、音を聞いて点検すると、人によって解釈が変わるんです。なかなかその技術の伝承がしづらいという課題があり、これが属人性に繋がっています。現場の主力だった方が、高齢になっていく中で新しく入ってきた人がなかなか引き継げないという状態が起きています。これが課題じゃないかなと思っています」

横井「例えば、この人なら気づいてたんだけど、人が変わってしまうと、同じ事象が起こっているにもかかわらず、気付けなくてそのまま見過ごしてしまうみたいなことがあるわけですね」

大西「そうですね。今、労働人口が減少していると言われている中で、どんどん若い人が入ってくるというコンディションでもないわけです。なので、できるだけ今いるチームで、どのように引き継いでいくかだったり、誰でもできるようにするかというのがすごく重要になってきています」

横井「属人性を廃止するためにどういうことをされているのですか?」

大西「我々の商品で最もこだわってる点は、やはり使いやすいことです。テクノロジーを駆使して、いかに使いやすくするかという観点が、属人性の解消には非常に重要だと思っています。例えば、AIに詳しい方が社内に1人いて、その人は使えるけど、他の人は使えないという状態になってしまうと、結局属人化しちゃうんですよね。現場の人が自力で使っていけることが重要だと考えています」

松井「チーム作りで大事にしていることは何ですか?」

大西「個人を大切にしてます。こういう質問の時に、チームワークみたいな答え方もあるかと思うんですけど、私はその前に個人かなと思ってます。個人に対してのフィードバックは本当に十人十色といいますか、個人にフォーカスしてますね」

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