<ヨメ差別する義母>座ってるだけの義弟嫁と手伝わされる私。同じヨメ同士なのにナゼ?【まんが】
私はナツミ。夫と娘がいます。家族3人で仲良く暮らしていますが、私には悩みがひとつ。それは義母の私への扱いです。どうも義弟嫁と私に対しての義母の態度がまったく違う気がするのです……。義実家にお邪魔をすると、義母は私にあれこれとお手伝いを頼みます。もちろんそれ自体はいいのですが、義弟嫁にはまったく声をかけません。同じ嫁の立場なのに、何故そんなにも私ばかりに頼もうとするのか、どうしても心の中でモヤモヤしてしまいます。
義両親はニコニコして歓迎してくれました。世間では「義両親と馬が合わなくて……」という話をよく聞きますが、ありがたいことにわが家は今までまったくトラブルなし。優しい義両親でとても嬉しく思っています。しかし私はひとつだけモヤモヤしていることがあります。それは……。
私の悩みのタネは、義弟嫁であるシズルさん。もちろん意地悪な人ではありません。むしろ穏やかそうで口数の少ないタイプです。
トモヤの話によると、高学歴でご両親も裕福、いわゆるお嬢様タイプの方なのだそう。正直なところ私とは正反対のタイプといってもいいでしょう。 義両親たちがご馳走を用意するためにあれこれと忙しそうに動き回るなか、リョウタさんとシズルさんはゆったりと座ってお茶を飲んでいます。
自分以外の全員が忙しそうに食事の準備に走り回っているなか、シズルさんだけがのんびりと座ったままお茶を飲んでいました。
まだ幼いのサホでさえも、自分ができることを探して役に立とうとしているのに。しかもシズルさんはそれだけでは飽き足らず、義母が「ご飯よ」と言った途端、我先に席に着きました。その様子にも腹が立ちます。
どうしてリョウタさんや義両親たちは、シズルさんにひと言「手伝ってくれる?」と声をかけないのでしょうか。
直談判ッ!「私だけを頼るのはナゼ?」返ってきた衝撃的な理由とは
義両親に対しては失礼な時間になってしまうかもしれません。しかしこのまま悶々と嫌な気持ちを溜め込んでいたら、義両親との関係が悪くなってしまうことだって考えられます。私たちは義両親にアポイントをとって、次の休日に3人でお邪魔することになりました。そして義実家で一通り話し終えると、義両親は顔を見合わせて、言いづらそうに悩みこんでしまいました。
悪口のようになってしまうから私たちに事情を話していなかったのだろうと思うと、人のいい義両親らしいなと感じてしまいました。深々と何度も謝ってもらい、かえって悪いことをしてしまった気分です。しかし義両親が私のことをそんな風に思ってくれていたなんて全く知りませんでした。これまでえこひいきだと感じていたことなのに、なんだか頼られているような気がして少し嬉しくなりました。
トモヤに相談したところ、一緒に義両親に話を聞きに行ってくれました。
単刀直入に聞いてみると、義両親から返ってきたのは、「シズルさんには頼みづらい」という内容でした。どうやら過去にシズルさんにお手伝いをお願いしたところ、バッサリと断られてしまったのだとか。しかもリョウタさん(義弟)からも、「時代錯誤なことをさせないでくれよ」と怒られてしまったのだそう。これでは頼みづらくなるのも仕方がないかもしれません。
「仲間外れはダメ」オトナたちのわだかまりを解決してくれたのは?
自分の気持ちを落ち着かせるためにも、「シズルさんにお手伝いしてもらう」という選択肢を消すことにしました。身支度を軽く整えると、いつものようにキッチンに向かいます。
義父が手際よくヘタをとると、サホは目を輝かせています。しばらくヘタを取り続けていたサホ。すると何を思ったか、シズルさんのところまで歩いていきました。その後、サホはシズルさんを手伝いに誘いました。
私たち大人は押し黙ってしまいました。サホは構わずシズルさんの手にいちごをひとつ乗せます。
シズルさんはそっとヘタを取りました。するとサホは大きな拍手をしました。 サホの勢いに負けたのか、シズルさんは一緒になってイチゴのヘタを取り始めました。私たちは顔を見合わせて笑ってしまいました。
お手伝いをしようとしないシズルさんに対して、「どうしよう」と頭を悩ませていた私たち。今後も私だけがお手伝いをすることになるのかも……と思いきや、サホからのまさかのひと言でシズルさんはすんなりと手伝ってくれました。 あのとき、大人4人で驚きながら顔を見合わせたことは忘れないでしょう。もしかしたら子どもの純粋な心のほうが、大人の頑なな気持ちを動かせるものなのかもしれません。 今後シズルさんの行動がどうなるのかはわかりませんが、なんだか少しスッキリした気持ちになりました。