喫茶店の良さを引き継ぎつつ進化したカフェ『Cerasus』のランチ&サンドイッチ 神戸市
のんびりとした住宅街エリア・東須磨にある地元の人々から愛される喫茶店『喫茶SPACE ONE』が、先日、カフェ『Cerasus(ケラスス)』としてリニューアルオープンしたと聞き、さっそく取材に訪れました。
昔ながらの喫茶店の風情を残しながら、新しい雰囲気も感じる店内。
もともとは店主の久米さんのお母様が19年間営業されていましたが、今年の10月に息子さんへ引き継ぎ、純喫茶からカフェに業態をチェンジしました。
メニューもサンドイッチやクラフトビールなどの種類を増やして、より広い年齢層が楽しめるようにしているそうです。
今回は同店の良さが詰まった「ワンプレートランチ」をいただくことにしました。
一番人気の「自家製ハンバーグランチ」。オシャレなプレートに盛られたハンバーグは焼きたて熱々で見るからに美味しそう!
ふんわり柔らかなハンバーグに少し甘めのソースがたっぷりとかかっています。口の中でほわっとほどけるハンバーグは、どこか懐かしい味。
聞けば、喫茶店時代のレシピを受け継いでいるのだとか。「喫茶店時代に人気だったハンバーグを引き続きお出しすることができるので、常連さんにも喜んでいただいています」と久米さん。
ナポリタンも熱々作りたてです。添えられたスパゲッティーのクオリティーではない、本格的な味に顔もほころびます。
喫茶店の良さを引き継ぐ同店ならではのランチプレート、他にも、特製ソースのかかった「とんかつランチ」、野菜たっぷりの「キーマカレー」などがあるので、何度訪れても楽しめそうですね。
リニューアルしてから特に力を入れているというサンドイッチは、スイーツ系も含めて約10種類が店頭に並びます。
定番の「ミックスサンド」を試食させていただきました。
しっとり柔らかなパンに、ほわほわの厚焼き卵、ハム、シャキシャキのきゅうりにジューシーなトマト!食材こそ定番ですが、辛子マヨネーズが全体を調和させて絶妙なバランスです。分厚い卵焼きはそれぞれの良さを活かすために、あえてシンプルな味付けにしているのだそう。
ちなみに、「タマゴサンド」は、白だし風味の厚焼き卵とスクランブルエッグの2層になっています。一見シンプルですが、手間暇かけて作られるサンドイッチです。
「ビールを飲みながらサンドイッチをつまむなど、どの時間帯にも気軽に楽しんでいただきたいです」と久米さん。
同店のすぐ近くには桜の名所でもある「妙法寺川公園」があります。サンドイッチ&ドリンクをテイクアウトして、広々とした公園でピクニックするのも素敵だと思いませんか?
店名の『Cerasus』は、ラテン語で「桜」という意味。古き良きものを大事に守りながら、新たな息吹を感じられる場所へと進化しています。
明るく親しみのある接客は昔のまま。常連さんも、新たに訪れる人も、温かく迎えてもらえますよ。
場所
Cafe Cerasus
(神戸市須磨区東町2-2-27)
営業時間
8:00~21:00
定休日
火曜日・隔週水曜日 ※公式Instagramでお知らせあり
駐車場
なし