小川未明文学賞・大賞『ほーちゃんと、旅に出る』(昨年度第33回文学賞)など歴代の受賞作品の展示
昨年度の原稿や29~32回大賞単行本も展示され、手に取って見れる
「日本の児童文学の父・日本のアンデルセン」と謳われる上越市出身の小川未明の文学賞も昨年度で33回目を数える。昨年度の大賞は黒田季菜子さん(大阪府)の『ほーちゃんと、旅に出る』、優秀賞は岩田早苗さん(東京都)の『まねき猫よろず相談所』で、受賞の喜びや作品内容、受賞作の原稿なども高田図書館内の小川未明文学館に展示されている。
未明の孫で詩人の小川英晴さんなど最終選考委員の講評も展示、贈呈式は本年3月29日上越市内で。なお、この展示は5月25日までで、休館は月曜ほか5月7、15日も。これまでの32回分の大賞作は単行本として出版されており、場内には歴代大賞の作品名や作家も紹介、29~32回の4年度の大賞受賞作品は手に取って見ることも出来るほか、32回目の大賞作は校正原稿も展示され、出版過程までも紹介。
なお、第34回小川未明文学賞(読者対象は小学生向け)も10月31日まで募集中で、短編は小学生低学年向けで400字詰め原稿用紙20~30枚、長編は小学生中学年以上向けで60~120枚。過去の大賞受賞者以外ならプロ・アマ問わず応募可能で大賞者には賞金100万円と単行本刊行される(優秀賞は20万円)。問合せは同市文化振興課(☏025・520・5628)及び小川未明文学館ホームページへ。
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