名古屋発の喫茶チェーン 静岡県に初上陸 愛知県外初の店舗「富士山店」オープン
■愛知県に10店舗展開「珈琲元年」 富士宮市に新店舗
本格的なコーヒーが味わえる喫茶店「珈琲元年」が静岡県に進出する。県内初の店舗が11月21日、富士宮市に「静岡富士山店」をオープン。愛知県以外に店舗を構えるのも初めてとなる。
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珈琲元年は名古屋市に本社を置き、コーヒー豆の加工卸販売をしている「富士コーヒー」が展開する喫茶店で、愛知県に10店舗を構えている。70年以上の歴史を持つ富士コーヒーが、安らぎと活力を届け、喫茶店文化を後世に継承したい思いでスタートした。
コンセプトはコーヒーが主役の喫茶店。コーヒーの味はもちろん、店舗設計やメニューにも妥協がない。ハンドドリップコーヒーは「他のチェーン店にはまねできない」と自負する高い技術で抽出した香り高いオリジナルブレンドコーヒー。注文を受けてから豆を挽き、一杯ずつ丁寧に仕上げている。
ブレンドコーヒーは、コーヒー鑑定士の厳しい基準をクリアした100%アラビカ種のコーヒー豆を焙煎士が熟練の技術で最高の状態に焙煎する。4種類の焙煎豆をアフターミックスし、バランスの良い味に仕上げている。
高温高圧で抽出したエスプレッソは苦み、甘味、酸味、コクなどコーヒーが持つポテンシャルを引き出す。表面には「クレマ」と呼ばれる泡の層が現れ、風味や香りを閉じ込めている。
■フードメニューも充実 モーニングは午後1時まで
フードメニューも充実している。名古屋の食文化「モーニング」は8種類を用意。「パンサラダモーニング」は、店内で仕込んだフレッシュサラダにハム、チキン、トマト、3種類の豆などをトッピング。ナッツドレッシングも付いている。
他にも、定番の「ベーコンエッグモーニング」、ボリューム満点の「ハンバーガーモーニング」や「フィッシュバーガーモーニング」もそろえている。ドリンクを注文するとトーストにゆで卵や小倉あんなどが付くサービスもある。モーニングタイムは午後1時まで。コーヒー片手に、のんびりと贅沢な朝を過ごせる。
グランドメニューもオリジナル食パンを使ったサンドイッチや、サクサクとモチモチを兼ね備えたワッフル、さらにハンバーガーやケーキなどバラエティに富んでいる。マンスリーメニューや期間限定メニューもあるため、頻繁に通っても飽きが来ないだろう。
愛知県以外では初めての店舗となる珈琲元年の「静岡富士山店」。全国へ店舗を拡大する足がかかりになるか注目される。
■店舗概要
店名:珈琲元年 静岡富士山店
住所:富士宮市東阿幸地701
営業時間:午前7時半~午後9時
定休日:不定休
席数:108席(全席禁煙)、駐車場30台
(SHIZUOKA Life編集部)