〆の雑炊も最高!管理栄養士の長谷川あかりさんが提案する「塩角煮」のレシピ
雑誌やWEBなどで幅広く活躍中の料理家・管理栄養士の長谷川あかりさん。大学で栄養学を学んだ後、SNSで始めたレシピ投稿が人気を集めています。長谷川さんの著書『いたわりごはん2 今夜も食べたいおつかれさまレシピ帖』(KADOKAWA)は、大反響を呼んだ前作同様、長谷川さん自身の「気楽な夜ごはん」をまとめた最新レシピ本です。簡単なのに手の込んだ味で、心と体がほぐれていく、おいしくてやさしい理想のレシピの数々。今回はその中から、忙しい人も気楽に作れてデイリーに使えるレシピをご紹介します。
※本記事は長谷川あかり著の書籍『いたわりごはん2 今夜も食べたいおつかれさまレシピ帖』から一部抜粋・編集しました。
塩角煮
とろふわ豚肉と、旨味が染みた厚切り大根が最高!
時間はかかるけれど、待ってよかったと思える味です。
◆材料(作りやすい分量)
豚バラブロック肉......500~600g
大根......1/4本
A
・水......500ml
・料理酒......500ml
・塩......5g
・ショウガスライス......1片分
・ニンニクスライス......2片分
すだち、万能ネギ、ゆず胡椒......各適量
※食塩無添加の料理酒や日本酒で作る場合は、煮汁の塩を15gにしてください。
◆作り方
1 豚肉は食べやすい大きさに切る。大根は皮をむいて厚さ3~4cmに切り、十字の切り込みを入れる(薄切りにするとしょっぱくなるので注意してください)。
2 鍋に1、Aを入れる。強火にかけて沸騰させ、そのまま1分加熱してアルコールを飛ばす。アクを取り除き、全体を混ぜたら火を弱める。表面がふつふつするくらいの火加減で、蓋をせずに90分煮込む。
3 器に盛り、輪切りにしたすだち、小口切りにした万能ネギをのせ、ゆず胡椒を添える。
memo
加塩タイプの料理酒で作ると、ごはんが進むがっつり味に、食塩無添加の日本酒で作ると、上品でふくよかな味わいに。
私の楽しみ方
この雑炊を食べるために、塩角煮を作っているといっても過言ではないくらい絶品!しょうゆ味の角煮では作れないので、ぜひ味わってください。
雑炊の作り方
塩角煮の煮汁を冷蔵庫でひと晩冷やし、固まった脂を取り除く。小鍋に入れ、水少々を加えて中火にかける。ごはんを入れて軽く煮たら、溶き卵を加え、黒コショウをふる。
レシピを参考にするときは
・このレシピでは、料理酒の雑味を生かし、味に奥行きをもたらすため、日本酒ではなく、「加塩」タイプの料理酒を使用しています。料理酒は商品によって塩分量が異なるので、味見をして塩で味を調えてください。