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AIが考えた?奇妙グルメ「ソバヌードルボウル」の衝撃体験 in アメリカ

おたくま経済新聞

AIが考えた?奇妙グルメ「ソバヌードルボウル」の衝撃体験 in アメリカ

 海外に行くと“奇妙な日本食”に出会うことがよくあります。当地の人が自由な解釈で作り上げた斬新な「SUSHI」や「RAMEN」は、ぜんぜん違うけどなぜか憎めない、不思議な魅力があります。

 アメリカ在住の山口慶明さんがこのほどXに投稿したのは、そんな“奇妙な日本食”の新手。その名も「ソバヌードルボウル」です。

【AIが考えたようなアメリカ流の焼きそばパン】

 写真に写っているのは、ネギがたっぷりのった太めの縮れ麺。ごまがまぶされ、パプリカのような赤い具材も見えます。彩りは鮮やか。ただ、気になるのは、器の素材。

 なんとワッフルコーンでできています。日本人ではまず思いつかない組み合わせは、ついつい2度見してしまう衝撃のビジュアル。

 お店でたまたまこのメニューに遭遇したという山口さん。「アメリカ人がこれを食べているのが目に入り、その見た目のインパクトに驚き、どんな味がするのか試したくなって注文しました」と話します。ちなみにお値段は15ドル(約2000円)。

 盛られた焼きそばは、色味からしてソース味ではなさそう。塩味のように見えます。しかし山口さんによると「中華風の甘辛いソースで味付けされていました」とのこと。

 写真こそ綺麗に美味しく撮られていますが「ビックリするくらい不味かった」というこのメニュー。

 「焼きそば自体がボソボソしていて美味しくないのに加えて、甘めのソースで味付けしているため、より甘いワッフルコーンと全く合いませんでした」(山口さん)

 甘い×甘い、を焼きそばでやると、確かにあまり美味しくはならなそうですね……。

 そもそもアメリカで「焼きそば」が知られていることに驚きです。「ラーメン」が話題なのは様々なメディアで取り上げられているので認識していましたが、まさか「焼きそば」も知名度があるとは。

 山口さんによると「焼きそば」のアメリカでの呼び名は「Chow mein」。調べてみたところ、「炒麺」をさすようで、日本料理と言うよりは中華料理としての焼きそばみたいです。

 またアメリカには「焼きそばパン」もあり、山口さんはそちらについてもXに写真を投稿していました。

 しかし写真を見ると、「そうだけど、そうじゃない」感が満載。日本でおなじみの「コッペパンに焼きそばを挟んだもの」ではなく、「焼きそばにバーガーバンズをかぶせたもの」でした。パン料理なのか、麺料理なのかすらわかりません。

 まるで生成AIがワードだけを拾って合成した架空の料理のようですし、山口さんも「AIが考えたやつじゃないよw」とツッコミを入れています。

 手づかみではなく、フォークを使って食べるという「アメリカの焼きそばパン」は、焼きそばとしてはとても美味しかったそう。ただ「パンは別になくてもいいと思いましたが」と山口さん。

 自由な国ならではの発想で生み出された「ソバヌードルボウル」。山口さんは美味しくないとおっしゃっていましたが、現地に行ったらぜひ、怖いものみたさで、食べてみたいですね。

<記事化協力>
「山口慶明🇺🇸で何とか生きてる」(@girlmeetsNG)

(ヨシクラミク)

Publisher By おたくま経済新聞 | Edited By YoshikuraMiku | 記事元URL https://otakuma.net/archives/2025040803.html

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