自分に最適なグリップを見つける方法とは!?【グリップを直すだけでゴルフが変わる/松吉信】
居心地がよくなければ意味がない!
ゴルフの雑誌や書籍などを見ていると、『ウィーク・グリップ』『スクエア・グリップ』『ストロング・グリップ』という言葉を目にします。どれがいいのか?という企画もよく見ますが、ひと口に優劣をつけることはできません。なぜなら、ウィークでもストロングでも、結果的に自分にとって居心地のいいグリップでなければ意味がないからです。
学生時代に、来日したフレッド・カプルスをサポートする機会がありましたが、彼は人柄もプレースタイルも非常に個性的でした。『ブンブン丸』というあだ名のとおり、飛ばし屋だった彼は、左手の甲が空を向くほどのストロング・グリップ。そのグリップを使う理由を聞くと彼はこう答えてくれました。
「私にとってはこれがいちばん居心地のいい握り方なんだ。スクエア・グリップを一度試したけど、手首に力が入ってしまってうまくボールに当たらなかったよ」
また、カプルスは著書『Total Shotmaking』で次のように書いています。
「すっぽ抜けるほど軽くグリップする。これがPGAツアーのなかで飛ばし屋と言われる理由だ」
「ゴルフはある程度いい加減さが必要だ。そんなに突き詰めてはいけない。そう思えば力も入らず、イライラもしなくなるもんだよ」
この言葉を、私からも皆さんに贈ります。
上記2種類のイラストは一般的な左手グリップを示しただけ。どの角度で握るのがベストかは千差万別。書籍106〜107ページのグリップ・ドリル19『左手グリップ・チェック』などを使って、自分にあった形を見つけよう
【出典】『動画解説版 グリップを直すだけでゴルフが変わるから「もう一度練習してみよう」と思える:動画でわかる、見つかる自分のベストグリップ!』著者:松吉 信