新たなページ、音に乗せ
20歳の節目を祝う「藤沢市はたちのつどい」が、成人の日の13日(月)に行われる。今年のテーマは「Re:NOTE〜優しさで紡ぐ明日へのハーモニー〜」。開催を前に、実行委員長の岡田悠哉さん(20・湘南台在住)とパフォーマンスを披露するミュージカル俳優の黒川桃花さん(20・本鵠沼在住)に話を聞いた。
実行委員長岡田悠哉さん
――テーマに込めた思いを教えて下さい。
「『NOTE』という単語には、手紙や記録、紙幣、音など、実はさまざまな意味があります。また市の花であるフジの花言葉は『優しさ』。新たなページの始まりを大好きな音楽を通じ、未来へつないでいきたい」
――見どころは。
「黒川さんのほか、湘南高校合唱部による圧巻のステージ。音楽は心の癒しであり、魔法のような力をもっています。参加する皆さんの一生の思い出になれば」
――藤沢の魅力は。
「好きがあふれすぎていて迷います。私はアナウンサーを目指す大学生ですが、市北部のお祭り『湘南台ファンタジア』では2年連続で司会を担当させていただいた際には、地元の方々から温かいサポートを受け、育ててもらいました。やはりお人柄でしょうか」
――自分たちの世代をどう捉えていますか。
「幼稚園の時に東日本大震災、高校入学後はコロナ禍など、あらゆる困難を乗り越えてきた。それはある意味で強み。これからも過去の経験を糧に活躍していきたい」
ミュージカル俳優黒川桃花さん
――出演が決まった際の心境は。
「元々出席するつもりだったので、お声掛けいただいたときは驚きました。音楽がテーマということもあり、すぐ出演を決めました」
――パフォーマンスをどう見てほしいですか。
「歌詞の意味などを踏まえて、実行委員側と相談しながら決めた4曲を歌唱披露します。湘南高校合唱部とのコラボでは、歌に人数の厚みが出るのが楽しみです」
――歌唱に込める思いを教えてください。
「歌の持つメッセージを、はたちの皆さん一人ひとりに自分のこととして感じてもらえるよう、エールを込めて歌います」
――意気込みを。
「自分たちはコロナ禍で中学の卒業式や高校の入学式ができていない世代。このように盛大な式典で歌えることはとてもうれしいので、精いっぱい盛り上げたいです。普段、音楽に触れない人にも『音楽って素敵だな』と感じてもらえたら」