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畳100畳敷きの和室も 高輪ゲートウェイシティで「100年先への文化継承」を目指す「モンタカナワ」とは(東京都港区)

鉄道チャンネル

スパイラル状のスロープやガラスと植物の外観がユニークな「モンタカナワ」=イメージ=(画像:JR東日本文化創造財団)

JR東日本が2025年3月27日にまちびらきを迎える高輪ゲートウェイシティで目指すのは、「イノベーション(社会変革)や文化を発信する場」(喜勢陽一社長)。そして、ゲートウェイシティから文化を発信するのが「文化創造棟」だ。「100年先へ文化をつなぐ」を目標に掲げる。

運営は、2022年4月に設立された「一般財団法人JR東日本文化創造財団」。文化創造棟は、まちびらきから約1年後の2026年春の開業がアナウンスされる。

今回、創造棟の名称が「MoN Takanawa : The Museum of Narratives(モンタカナワ:ザミュージアムオブナラティブズ=モンタカナワ)」に決まるとともに、施設の概要が発表された。

モンタカナワは「高輪の門」で、高輪ゲートウェイを表す。ミュージアムは「博物館」、ナラティブズは「物語」。文化創造財団は、「未来に向けた博物館から、新しい物語を100年先につなぐ」の思いを込める。

モンタカナワは、半年ごとに「シーズンテーマ」を設定。テーマを「展示会」、「ライブパフォーマンス」、「和のプログラム」、「実験プログラム」の4項目に展開、多彩なメニューを発信する。

施設は地上6階、地下3階建て、延べ床約2万9000平方メートル。何より人目を引くのが、スパイラル状の外観。建物全体をほぼ日本の植物でおおい、来街者に四季の移り変わりを感じてもらう。

地下3階と地上2、5階に多目的利用の「BOX」、4階は畳約100畳敷きの和室「TATAMI(畳)」といったユニークなフロア構成。共用スペースには、月見テラスや足湯(6階)、書籍やグッズが並ぶ巨大な本棚「メディアシェルフ」(地下2階)などがお目見えする。

2024年10月30日の発表会で、モンタカナワを披露した内田まほろ文化創造財団モンタカナワ開館準備室長は、「日本文化と今を生きるアーティストや新しいテクノロジーを掛け合わせ、世界で唯一無二のミュージアムを目指したい」と思いを語った。

施設概要を披露する内田モンタカナワ開館準備室長。前職は東京・お台場の日本科学未来館のキュレーター(企画担当者)で、〝推し鉄〟は地方ローカル線とのこと(筆者撮影)

記事:上里夏生

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