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小田原市在住五十嵐さん スケボー楽しむ環境を パーク設置 行政に呼び掛け

タウンニュース

「皆でルールやマナーを守りながらスケーターのイメージも向上していきたい」(五十嵐さん)

小田原市東大友の上府中公園で5月10日(土)に行われるスプリングフェスタで、スケートボードのイベントが行われる。昨年11月に続き開催され、イベントを通じてスケボーの理解や魅力を広めようと取り組む一人が市内在住の五十嵐貴久さん(43)だ。

自営業を営みながら、家族や仲間と上府中公園などでスケボーを楽しむ五十嵐さん。20代後半に始めた頃は既に”上府”はスケーターに知られた場所だったという。

「なだらかな階段や植え込みがある噴水周辺は、当時からプロが撮影に訪れたりする人気スポットでした」。それだけに他の来園者との接点も多く、上府でのスケボーは禁止となった時期もあった。

その後、コロナ下でのレジャーやオリンピックでの日本代表選手の活躍などもあり、スケボーは認知度が向上。五十嵐さんら地元スケーターと公園管理者が調整を重ね、2023年4月から時間を区切るかたちで、さまざまな利用者との共存が図られるようになった。

地元から優れた選手を

スケーターが集える身近な場所を、との思いも強い五十嵐さん。2年ほど前からは市内にスケートボードパークを設置したいと、賛同者とともに行政へ呼び掛けも行っている。市側も五十嵐さんらの計画に一定の理解を示しており、将来的な計画として上府中公園にスケートボードパーク設置を視野に入れる。

オリンピックなどで活躍している選手には身近に素晴らしい環境があると語る五十嵐さん。「小田原にパークができて、そこ出身の選手が活躍するような。まずはスケボーができる今の場所を自分たちで守りながら、小田原から優れたスケーターを輩出できたら」と笑顔で語る。

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