『ファイナル・デスティネーション』初予告編で殺人ピタゴラスイッチいきなりお届け
人気ホラー映画『ファイナル・デスティネーション』シリーズの最新作『ファイナル・デスティネーション:ブラッドライン(原題)』より、初の予告編映像が公開された。殺人ピタゴラスイッチ、再び。
本シリーズは、自身の命を奪う事故を予感して回避した若者たちが、決して逃れられない“死”の運命に次々と襲われるスプラッター・ホラー。本作の主人公ステファニーは、祖母が過去に取った行動により、自分の家族が“死”を逃れてきたことを知る。“死”が家族を次々と狙うなか、ステファニーは悲劇を止める方法を見つけなければならなくなる……。
初手で舌を摘んで穴を開けるという仰天映像が飛び出すが、これは舌ピアスを開けているだけってことで一旦セーフ。客が退店した後、施術を行なったタトゥー店の店主はチェアを清掃し、天井のファンを回す。すると何やら吊り下げられたチェーンがたわみ始め、スピーカー上のドクロのボブルヘッド人形が不気味に揺れ始める。あっ、この男死ぬんだわ……。
音楽を口ずさみながら、自分自身にタトゥーを彫る男。“DAD”との文字を腕に彫り終えたのはいいが、ついにスピーカーからドクロ人形が落下。お待ちかね、死のピタゴラスイッチの始まりだ!
人形はペン立てを倒し、ペン立ては時計を倒し、時計はガラス瓶を倒し、ガラス瓶は落下して音を立てる。それに驚いた男が立ち上がるとキャスター付きのチェアが棚にぶつかり、棚からタンクが倒れ、アルコールが流出する。同時に天井チェーンが落下し、男の鼻ピアスフックに見事ガッチャンコ。
無情にも天井ファンがチェーンをじっくり巻き上げ、男が慌てて外そうとすると、灰皿と思しき火種が床に広がるアルコール上に転倒。火が一気に燃え広がる中、男は巻き上がる殺人鼻フックを外そうとガラスケース上に登る。案の定ガラスケースは割れ、男の鼻は引きちぎられそうだ。すると重みで天井ファン取付部が外れ落ち、最悪の鼻フックバンジー。哀れな男はそのまま火の上に落下してしまい、阿鼻叫喚の断末魔をあげる……。
出演者はDCドラマ「スターガール(原題)」(2020-2022)のブレック・バッシンガー、『ウインド・リバー』(2017)のテオ・ブリオネス、舞台「ディア・エヴァン・ハンセン」のケイトリン・サンタ・フアナ、「ハンドレッド」(2014-2020)のリチャード・ハーモン、「ゴッサムナイツ」(2023)のアンナ・ロア、「100 オトナになったらできないこと」(2014)のオーウェン・ジョイナーら。なお、過去作で葬儀屋ウィリアム・ブラッドワース役を演じた故トニー・トッドも復帰しており、本作が遺作となった。
監督は『FREAKS フリークス 能力者たち』(2018)のザック・リポフスキー&アダム・B・スタイン。原案・製作はトム・ホランド版『スパイダーマン』シリーズ監督のジョン・ワッツが務め、脚本は『レディ・オア・ノット』(2019)のガイ・ビューシック、ロリ・エヴァンス・テイラーが執筆した。
映画『ファイナル・デスティネーション:ブラッドライン(原題)』は2025年5月16日に米国公開予定。