広島の夜景と花火の共演に竜王公園から歓声が沸いた「広島みなと 夢 花火大会」
広島市南区の広島港1万トンバースにて、2025年7月26日(土)に広島市内最大級の花火大会「2025広島みなと 夢 花火大会」が開催されました。
【写真】尺玉が同時に打ち上がる迫力の「広島みなと 夢 花火大会」」フィナーレ
例年多くの来場者で賑わう同花火大会は、今年も打ち上げ会場周辺だけでなく、花火が見える市内各地へ多くの観覧客が集まり、夏の夜空を彩る大輪の華に歓声が上がりました。
なかでも、広島市西区の高台に位置する竜王公園は市内の夜景を一望できる絶好のビュースポットとして、今年も多くの地元市民が集まり、にぎわいを見せました。
打ち上げ会場からは直線距離で約8kmと離れているものの、視界の開けたこの場所は、隠れた花火観覧スポットとして年々注目を集めています。
当日は、公園内の管理センター駐車場が閉鎖される一方で、野球場のグラウンドを臨時駐車場として開放。次々に車が駐車していきます。
多目的広場から野球場へと続く中央階段や草地には、打ち上げ時間が近づくにつれて観覧客が次々と詰めかけ、座る場所がなくなるほどの混雑ぶりでした。
夜20時、ついに打ち上げがスタート。遠く離れた竜王公園でも色鮮やかな花火が空を彩ると、あちこちで「わぁ、すごいね!」と歓声が上がりました。
特に、大きな1尺玉が打ち上がるたびに歓声が響き、観客たちは夏の風物詩を思い思いに楽しんでいました。
打ち上げ場所とは距離があるため、音がかなり遅れて届くのも竜王公園ならでは。観客の中にいた小さな子どもからは、「音が遅いね。なんで?」と不思議そうな様子。
約1時間にわたって繰り広げられた花火ショーは、迫力の連発で締めくくられるフィナーレとともに、大きな歓声に包まれながら幕を閉じました。
今年も多くの市民が感動を共有した、広島の夏の一夜。高台から見る広島の夜景と花火は、心に残る思い出を届けてくれました。