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消波ブロック帯の穴釣りで24cm頭に良型カサゴ5匹を手中【三重】春のカニパターンで連発

TSURINEWS

消波ブロックの穴釣りで仕留めた良型カサゴ(提供:)

ウグイスの初音がこだまする3月9日。デカサゴを求め三重県鈴鹿市の箕田消波ブロック帯に渡った。三重県の箕田テトラ帯は、平均20cm超えのカサゴが狙える屈指の穴釣りポイント。春の陽気で活性が上がり、ブラクリ仕掛けへの反応も上々だった。カニを捕食する大型が増えるこの時期、箕田の消波ブロック帯は見逃せない。

ブラクリで良型カサゴ釣り

こちらのポイントは三重県で最強の穴釣りスポット。その理由はカサゴの圧倒的なサイズにある。平均は20cmを超えており、とにかくでかい。

また数も豊富で一日で30匹以上のキャッチも可能だ。気温が上昇して活性が上がり始めたのでブラクリ仕掛けで狙った。

箕田消波ブロック帯(提供:週刊つりニュース中部版APC・波瀬金鉤)

使った仕掛けと攻め方

使用した仕掛けは、サオ・シマノハイパワーX166MH、カウンター両軸リール・シマノBB151DHHG、ライン・シーガーPEラインX8の1号、リーダー・トヨフロンLハード4号、仕掛けはハヤブサのインチクブラクリ5号、目玉ブラクリ6号、エサはイカの短冊、サバの切り身だ。

釣行開始

当日の潮汐は長潮。午前中は潮がほぼ流れない潮回りだ。天候は晴れで春の陽気が満ちている。ただし風速は5mと強く波が立つ。陸から沖に向かって東風が吹き付けるので、消波ブロック帯の沖側から攻略した。

まずは北側最先端の角を狙う。流れが良く魚のたまりやすいポイントだ。水中をのぞくとホンダワラやワカメなどの海藻が揺らいでいる。

水深は4m。ボトムで誘いを入れてゆっくり巻き上げるとアタリが連続する。エサはアピール力重視で大きくカットしたサバの切り身なので食わせの間を作った。

大型のカサゴ連発

アタリのあるレンジでキープしてサオ先が沈み込んだタイミングでフッキング。途端にサオ先が大きくしなり暴力的な引きでドラグがきしむ。箕田のデカサゴだ。

確信しながら巻き上げるが、魚体がでかすぎて消波ブロックの隙間から抜けない。5分間ラインテンションを張り、暴れたタイミングで一気に引き抜いた。

釣れたのは23cmのデカサゴ。丸々と太った魚体のフォルムは球体に近く重みがある。後でさばいて判明したがベイトはカニ。以前はマイクロベイトがメインだったので季節の移り変わりを感じる1匹となった。

丸々と太った23cm(提供:週刊つりニュース中部版APC・波瀬金鉤)

24cmの良型カサゴをキャッチ

その後、クリアウォーターの影響で警戒心が高くなり、水深3.5m以上の深い穴でだけアタリがある。誘いは入れずボトムレンジをキープして2分ほど待つと反応があるので、待ちの釣りが続く。

ぼちぼちと釣れてサイズは全て17cm以上と良型が多い。思わず20cm以下は小さいと感じるほどサイズ感覚が麻痺してしまう。

時折、狭い穴を狙うとカサゴがデカすぎて抜けないという事故が発生するため、スペースが十分な穴を選んで仕掛けを落とす。するとフォール中にブラクリの動きが止まった。これは岸壁のカサゴがエサを食い上げたアタリだ。

素早くサオを持ち上げるとヒット。ラインが一直線に伸びて緊張が走る。魚の頭が反転してボトムを向かないよう力ずくで巻き上げた。

釣れたのは24cmのデカサゴ。巨大な口にエサがのみ込まれている。

食い上げてきた当日最大カサゴ24cm(提供:週刊つりニュース中部版APC・波瀬金鉤)

20cm超のカサゴを5匹手中

基本的に食い上げのアタリは一撃でエサを捕食できる大型のカサゴが多い。エントリー直後の繊細なアタリをキャッチできたので満足して収竿した。

世の中は三日見ぬ間の桜かな。今回はデカサゴを求めて箕田消波ブロック帯に釣行した。結果、24cmのデカサゴを筆頭に20cmアップを5匹キャッチすることができた。

箕田消波ブロック帯では気温が上がるとカニパターンが始まる。次回は岩ガニをメインに穴釣りで爆釣を楽しみたいと思う。

良型の魚影抜群(提供:週刊つりニュース中部版APC・波瀬金鉤)

<週刊つりニュース中部版APC・波瀬金鉤/TSURINEWS編>

この記事は『週刊つりニュース中部版』2025年3月28日号に掲載された記事を再編集したものになります。

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