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クオリティーズが2024年度「グッドデザイン賞」を受賞しました

Qualities

グッドデザイン賞は、日本で唯一の総合的なデザイン評価・推奨の仕組み。60年以上にわたり社会や暮らしを豊かにするデザイン活動を支援しています。

一般的に、デザインは建築や服飾、工業製品などを実用面などを考慮して造形作品を意匠することを指します。グッドデザイン賞では単なる形や機能だけでなく、デザインとは生活の質や社会的価値の向上にも大きな影響を与えるという理念のもと、幅広い分野にわたる優れた取り組みを評価してきました。

〈▲ グッドデザイン賞を象徴するおなじみの「Gマーク」。デザインの価値を広く伝えるマークとして、親しまれている〉

クオリティーズが受賞したのは「地域の取り組み・活動」というカテゴリーにおいて。これは、九州を拠点とする我々が、独自の視点から地域の課題を見つめ、実際にアクションを起こしているプレイヤーの動向を追い、またメディアとしても持続可能な活動をしていることに対して「よいデザインである」と認めてもらったことを意味しています。

審査員の評価コメントは以下の通り(原文ママ)。

地方の課題に興味を持つ編集者やライターは沢山いても、その情報を活かすプラットフォームがなく、人材と資金の問題も障壁となる地方創生の現実。

クオリティーズではプレイヤーを集め面としての情報発信力を持つ。その継続のために大都市から地方に戻りたい人と、採用に困る地方の優良企業の人材マッチングや情報発信でマネタイズする仕組みが非常に秀逸である。

境界を設けず九州を一つの島と捉え、集合体としての魅力を創出していこうとする視点とマネタイズの仕組みは、ローカル発のWebメディアとして他の地方にとっても手本となる素晴らしいモデルだと感じた。

地域にとって必要なメディアであり続けるために

〈▲ 創刊3周年を記念したイベントでは、九州中から“クオリティーズファミリー”が集結〉〉

クオリティーズは2020年6月の創刊以来、国や自治体の予算をいっさい使わない民間事業として活動を続けてきました。地域だからこその活動をされているプレイヤーや企業の持続可能な事業を取材し、九州各地で活躍するライターと共に、日本の地方全体が抱える課題への取り組みの原動力や、そこから生まれる希望を丁寧に言語化し、記事としてアーカイブすることで、彼ら彼女らが抱く想いにアクセスできるように活動してきました。

それによって、地域においては「人」「コト」「仕事」を繋ぐ役割も果たしてきました。九州を一つの島として捉え、ONE KYUSHUとしての意識を持つ人が増えること。九州各県、各地域の特性、文化を尊重しながら、いたずらに競い合ったり分断するのではなく、共有資産を持つ仲間であると考えて、九州全体の活力を引き出すきっかけとなることを大切にしてきました。

審査員コメントにも〈境界を設けず九州を一つの島と捉え、集合体としての魅力を創出していこうとする視点〉とあるように、この点も高く評価されました。

また、クオリティーズの特徴的な取り組みの一つである、大都市から地方に移住したい人材と、地方の企業を繋ぐマッチングの仕組み、それをマネタイズポイントに置いている点も評価されました。

我々は今回の受賞を、さらなる飛躍の機会と捉えています。今後も、九州に根ざした視点から「Well-being」をテーマに据え、地域の持つ可能性を発信し続けることで、地方創生への貢献を深めていきたいと思っています。

クオリティーズ編集長・日野昌暢のメッセージ


「創刊から4周年を迎えた今年、編集部での座談会をやった際にメンバーに言われたのが『こんなに続くと思わなかった』でした。ローカルWebメディアをマネタイズし、継続させることは本当に難しいコトなので無理もありません。

しかし、なんでもWebで検索する時代であり、これからは生成AIがWebにアーカイブされた情報をもとに編集した情報を活用する時代になってきますので、大切なことをWebにアーカイブすることがこれまで以上に重要になってきます。

“衰退期”とも言われる日本に必要なチャレンジと、それらが生む希望が九州にはたくさんあります。それをしっかり取材して、記事にして、アクセスできるようにすることに、意義があると信じてクオリティーズを続けていきたいと思います。

マネタイズポイントを、企業のタイアップ記事制作と掲載、それを活用した人材マッチングに置いています。九州に戻りたいと思っている人をたくさん戻すことも、私たちの願いです。もっと、ヒトとコトを、ヒトとシゴトを繋げられるメディアになることが、クオリティーズを続けていけることにつながるので、人材採用に悩みのある企業の皆様からのお問い合わせをお待ちしています。

インスタントでコンビニエントな情報が爆発的に増える中、しっかり取材し、しっかり書く場も減っています。グッドデザイン賞の審査員からのコメントでも触れられていますが、書く場がないということは、書く人が育たないということも意味します。九州各県におられる、取材力や執筆力のある方々の力で成り立っているクオリティーズです。もし、九州の熱い取り組みを取材したいライターの方がおられたら、私たちの仲間になって一緒にクオリティーズを作りましょう。編集部にご一報ください。

これまで取材にご協力をいただいた皆様、スポンサーになっていただいた企業の皆様、記事を書いていただいた編集部の皆様、Web制作のブランコ株式会社、そして運営のドーガンの皆様、ありがとうございます。引き続き、よろしくお願いいたします」

株式会社ドーガン 代表取締役 森 大介のメッセージ


「クオリティーズ誕生から4年半の間に掲載された記事は約280本。今回のグッドデザイン賞受賞のこの喜びをこれまで支えて頂いた多くの方々とみんなで分かち合いたいと思います。

取材に応じて頂いた九州で活躍するみなさん、それを記事にしていた頂いた地元のライター・カメラマンの編集チームのみなさん、Web周りの地味な作業を黒子として支援頂いたエンジニアのみなさん、スポンサーとして支援頂いた累計39社の九州の企業のみなさま、編集長として運営の指揮を執っていただいた博報堂ケトルの日野昌暢さん、事務局として汗をかいてきたドーガンの担当者のみなさん、そしてそして、日頃より愛読いただいている何万人ものみなさんに、『ありがとうございます』と御礼の気持ちを伝えたいです。

Qualitiesを通じて、人生を豊かにするチャンスは地方にこそあるという事実をもっともっと示したいと思います。東京への一極集中の波が収まるまで、まだまだやるべきことが山積みです。だから、Qualitiesはまだまだ進化します。もっともっと挑戦します。

これからもQualitiesにご期待ください。そして応援してください。

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