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<子育てを終えて>お金があれば2人目を産みたかった。ひとりっ子を育て上げたママの切実な思い

ママスタセレクト

子育てはとにかく体力もお金も必要なもの。特にお金に関しては物価高や不景気の今、切実な問題でしょう。2人目や3人目がほしくてもライフプランや自分のキャパシティなどを考えて諦めたというママは、今の日本にはたくさんいるのではないでしょうか。ママスタコミュニティにも先日、「お金があれば2人目、3人目がほしかった」という切実な投稿が寄せられていました。投稿者さんはひとりっ子のママです。

『お金があったらさ、子どもを2人産みたかったよ。でも当時無理だなと思ってさ。ひとり娘がとっくに成人しているんだけど、ふとなんか寂しくなった。でもひとり娘にはお金をしっかりかけて育ててきた。春から社会人になります。お金って大事だよね。お子さん2人、3人いる方が羨ましいなぁ』

ひとりっ子の娘さんを育て上げ、春から社会人になるという投稿者さん。娘さんにしっかりお金をかけてあげて大事に育ててきたことがうかがえる投稿文ですよね。しかしふと寂しくなり、お金があれば2人目、3人目がほしかったという正直な思いを吐露していました。

「ひとりっ子でよかった」と実感するママたち、その理由は?

『うちもひとり娘だからわかるけど、産まれたときよりも明らかに値上げだ増税だって世の中厳しくなってきているから「あのときの判断、自分グッジョブ」と思えてきた』

『私は50歳を過ぎて終活を意識し始めた。自分の親が私に残してくれたぐらいの遺産を子どもに残したいと思ったら、2人なら倍必要。やはり私には2人は無理だった。でも1人産んで丁寧に育て上げた。悔いはない』

『うちも。お金もないし不妊もあってひとりっ子。まあ、きょうだいいても仲悪すぎて20年間会っていない私もひとりっ子みたいなもの。早くも孫を連れて遊びに行きたいな~と思っている』

ひとりっ子ママから2人、3人のお子さんを育てているママまで、さまざまな立場からコメントが寄せられていた今回の投稿。その家庭やママの考え方、事情があるので「子どもは何人産むべきか」という正解はもちろんありません。しかしひとりっ子ママのなかには、投稿者さんと同じように本当はもっと産みたかったけど、金銭的な理由で諦めたというケースも珍しくないですよね。実際にひとりっ子を選択し、子育てしているなかで金銭的に余裕がないことを実感したり、自分が亡くなった後の遺産を考えたりしたときに「ひとりっ子にしておいてよかった」と感じている人がいました。またわが子にきょうだいを作ってあげたかったけれども、きょうだい仲が悪い自分自身と重ねて「ひとりっ子でも別によかったのかな」とポジティブ捉えているママも。

「1人にしておけばよかった」と思うこともある3人ママ

『うちは3人ほしくて産んだけど、1人でお金と愛情をかけたほうがよかったのかもと思うよ。どっちが幸せなのかなんてわからない。どちらも幸せなんじゃない? 元気に育っている、それだけでありがたいよ』

『3人いるけど、「ひとりっ子はいいなー」と思うときはあるよ。2人でやめておけばよかったな、とか。言わないけどね。多分今自分がしんどいからかな。3人目が社会人になったら、3人いてよかったなと思えるかな』

逆に3人の子どもを産んだママたちのなかでも、「子どもは1人にしておけばよかった」と思うこともあるようです。複数の子どもたちに囲まれて、にぎやかな子育てができるのは2人以上の子どもを産んだママの特権。その一方で、お金も時間も愛情もたっぷり1人にだけ注ぐことができるのは、ひとりっ子ママの特権。そんなふうに捉えると、お互いが「いいなあ」と思うのは当然のことではないでしょうか。ないものねだりとはわかっているものの、「子どもは1人にしておけばよかった」「本当は2人目、3人目がほしかった」と思ってしまうのはきっと、今の状況に辛さや孤独などを抱えているからかもしれませんね。「どちらも幸せだよ」という前向きな言葉をかけているママもいました。

「2人目がほしかった」と思えるあなたに育てられた娘さんは幸せだよ

『うちは2人で満足。大事に育てたし、いい子に育ってくれた。自慢の娘たちだよ。3人目はお金より自分の子育てのキャパオーバーだったと思うわ。絶対無理。まだ子育てしたかったって思えるあなたは、キャパが大きな人なのよ。そういう母親に育てられた娘さんは幸せだと思うよ』

『里親になるっていうのもいいんじゃない? 週末里親とかもあるし。あなたみたいに愛情深い人なら向いているかも』

『これからのお嬢さんの活躍を楽しみにしていればいいと思うよ。私もひとりっ子で中学受験や海外大学進学までさせてもらって、教育費はしっかりかけてもらって、親には感謝しかない』

『「子どもをしっかり育てた」と言えるのすごいよ。もし孫ができたときはその分愛でよう』

投稿者さんはきっと、娘さんがもうすぐ社会人になるというタイミングで、やり切った達成感や子どもが巣立つ寂しさや物足りなさなどを感じているのかもしれません。だから「下にきょうだいがいたら」「2人目、3人目を産んでいたらどうなっていただろう」と想像して、まだ子育てしたかったという思いを抱えているのかも。しかし娘さんを立派に育て上げて社会に送り出したのは紛れもない事実ですし、まずはそこを誇ってほしいですね。そしてこれからの娘さんの活躍、訪れるかもしれない娘さんの結婚や出産などを楽しみにしていればいいのではないでしょうか。

また投稿者さんに対しては「愛情深くてキャパシティも大きいから、里親になるのも選択肢では?」というコメントも寄せられていました。「今からでもまだ子育てがしたい」というのであれば、自分の血の繋がった子どもでなくても、ボランティアや地域で子どもと関わる活動など、いろいろな選択肢があるでしょう。そんなふうに外にも目を向けて過ごしていくと、今抱えている孤独や寂しさが解消されていくかもしれません。


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